何とか、鳥の写真を撮りたいと思い、餌付けをしてみた。とても警戒心が強くてなかなか撮影できないものである。何度かミカンを庭において、様子を見ていたが、知らないうちに餌がなくなってしまっているばかりである。ところがやっと、カーテンを少し開けてガラスごしではあったが、シャッターを押すことができた。なんという名前かも分らなかったが、図鑑で調べたところヒヨドリらしい。もっと色合いの美しい鳥を狙っていたのに、まあ初めてのことなので、これでも良しとするしかない。
鵯のこほし去ぬる実の赤き 蕪村
バラ公園といわれている花フェスタ記念公園で見つけた、このオレンジ色のバラは、楽園と名づけられた日本製のバラである。光沢のある明るいオレンジの優雅な美しさがあり、甘い香りと端正な形がとてもよい。
まだ雪の残っている頃、雪の割れ目から咲きはじめることからつけられた名前だそうである。自生しているものを見たかったのだが、残念ながらこれは自生ではない。偶然花フェスタ記念公園で咲いていたのを見つけたのだ。とても可愛らしい姿が気に入っている。
バラの花は鮮やかな赤や黄色はよく見るのだが、このブルーヘブンは青いバラといわれている。この色はなかなか出せない色らしく、品種改良されやっと作られたそうである。実際見たところ、青というよりは、薄い紫色のように見える。
blue roseとは英語で「 あり得ないもの 」という意味である。ありえない色のバラがこの世に誕生したのである。
春の七草の一つでもあるハコベである。雑草なので、道端のあちこちで咲いている。小鳥が好んで食べる草だそうである。マクロで写真を撮るようになってからは、やたら小さな花を探していると、こうした雑草を見つけることになる。