ふと思い立って、読書の秋。
リリー・フランキーの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を一日読み耽った。
なにやら猫もしゃくしも絶賛の嵐なので、「さすがにそこまではないやろう…」とか思いながら読み始めたら、…あかんこれ。顔ぐっしゃぐしゃの鼻水だらだらの(すみません…)泣につぐ泣き。…まだ50ページくらいなんですけど…
幼少の時の話とか、丁寧な描写のなかにところどころ表れるキーワードが心にざくざく来る。なんかわからないけど、「アケビ」とかいう言葉を見ただけで、ちいっちゃい頃の、とりわけ一時期住んでいた仙台の、家の様子とか、よく遊んだ風景とか、空気とか温度みたいなのがいっぺんにわっと迫ってきて、もう涙が出てとまらなくなった。今まで思い出したこともなかったような景色。感情。こんな体験初めてかも。
ただの3文字の名称なのに、たぶん、その文章のなかのそこに挟まれているその言葉だからこそ、自分のなかに流れている感情の一点に、繋がるものがあったんだと思う。
言葉のチカラってすごい。ほんとにそう思った。
で、そのまま離れることができずにずずずいーっと読み続けて(ご飯食べたっけ?…あ、食べてた)日付も変わろうかという頃にようやく完読。
…あ、連絡しなきゃいけないことや、進めなきゃいけない作業が…まあいいか。この読書体験に比べれば、そんなの後あと(こらっ)と思わせてくれるくらい、いやあ、ほんとにいい作品でした…(余韻に浸る)
これならあの絶賛の嵐も頷ける。「絶対泣ける!」とかいう言い方はちょっと何だかなあとは思うけど、それでも「きっと泣く」かな…。未読の方は是非!って、たいがい僕も後発気味ですが、それでもまだ読んでない人にはぜひ!とおすすめしたくなる。何なら貸しますよ(笑)
今度おばあちゃんのお墓参りに行こう…
リリー・フランキーの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を一日読み耽った。
なにやら猫もしゃくしも絶賛の嵐なので、「さすがにそこまではないやろう…」とか思いながら読み始めたら、…あかんこれ。顔ぐっしゃぐしゃの鼻水だらだらの(すみません…)泣につぐ泣き。…まだ50ページくらいなんですけど…
幼少の時の話とか、丁寧な描写のなかにところどころ表れるキーワードが心にざくざく来る。なんかわからないけど、「アケビ」とかいう言葉を見ただけで、ちいっちゃい頃の、とりわけ一時期住んでいた仙台の、家の様子とか、よく遊んだ風景とか、空気とか温度みたいなのがいっぺんにわっと迫ってきて、もう涙が出てとまらなくなった。今まで思い出したこともなかったような景色。感情。こんな体験初めてかも。
ただの3文字の名称なのに、たぶん、その文章のなかのそこに挟まれているその言葉だからこそ、自分のなかに流れている感情の一点に、繋がるものがあったんだと思う。
言葉のチカラってすごい。ほんとにそう思った。
で、そのまま離れることができずにずずずいーっと読み続けて(ご飯食べたっけ?…あ、食べてた)日付も変わろうかという頃にようやく完読。
…あ、連絡しなきゃいけないことや、進めなきゃいけない作業が…まあいいか。この読書体験に比べれば、そんなの後あと(こらっ)と思わせてくれるくらい、いやあ、ほんとにいい作品でした…(余韻に浸る)
これならあの絶賛の嵐も頷ける。「絶対泣ける!」とかいう言い方はちょっと何だかなあとは思うけど、それでも「きっと泣く」かな…。未読の方は是非!って、たいがい僕も後発気味ですが、それでもまだ読んでない人にはぜひ!とおすすめしたくなる。何なら貸しますよ(笑)
今度おばあちゃんのお墓参りに行こう…