≪ コマの日記 ≫

ちょっとしたこと

好物

2006-06-09 | 子供の話 
昨日の件が引っかかってる事もあって、晩御飯は子供の好物を作った。
鯛の煮付け、タコの酢の物、玉子焼き、ほうれん草とトマトのサラダ、
そして豚肉の生姜焼き。
うーん、ちょっと作り過ぎたか・・
でも子供の喜ぶ顔が見たくて張り切ってしまった。
だいたいの下ごしらえが済んだ頃に、メールを出してみた。
「何時頃になる?」
すぐに返事が来た・・・「ご飯、食べて帰るね」 
ギョエ~っ、ショック
「鯛の煮付けにしたのに~ 」と送り返すと
「美味しそう~ 帰ったら食べるわぁ
・・・ホッ、どうやら元気そうで良かった
じゃあ お母さんは一人で、 いっただっきま~す

子供の思い

2006-06-09 | 子供の話 
12時を軽く過ぎてたと思う。
ゼミの友達と晩御飯を済ませて帰って来た子供が、いつものように
友達との話のやり取りを話し始めた。
最初は笑って聞ける内容だったけど、友達の悲しい生い立ちを
聞いたりしてるうちに、話はどんどん子供の心の叫びに変化していった。


私が子供を連れて離婚したのは、子供が小学校に入る直前だった。
離婚後は、子供が年に1~2度、彼(子供の父親)の元へ泊まりに行ってた。
そんな行き来があって、5年目のこと。
彼(子供の父親)は泊まりに来た子供に、いきなり再婚相手の女性を紹介して
三人で遊園地に出かけた事があった。
子供は「お父さんに会いに来たのに、何で3人なの?」ってかなり傷ついていた。
・・・誰の為の遊園地だったのかと、私も疑問に思った。
その後、彼女と離婚して 次の再々婚の時もそうだった。
彼がその相手との間に生まれた赤ちゃんを、子供の前で嬉しそうに抱きながら
4人で遊びに出掛けたという。
赤ちゃんをあやす、お父さん・・その隣で自分の知らない人が笑ってる。
・・・3人家族の幸せな光景を、子供はどんな思いで見ていたんだろう

この話を子供から聞いた時には、さすがに耐え切れず彼に電話した。
子供がどんな気持ちだったか、そんなことも分からないのか
私の怒りは鎮めることが出来ても、子供は違う。
・・・この深い傷は、今でも子供の心に暗い影を落としてる。

昨夜、子供が言った。
「あの時の、お父さんの気持ちが知りたい」
・・・あれ以来、父親に愛されてるという確信が持てなかったのかもしれない。
「▲▲を失って悲しかったからこそ、新しい家庭を持ったんじゃないのかな。
だってお父さんの初めての子供やで、▲▲は 」

・・・子供が今でも父親を慕う気持ちに、申し訳なさでいっぱいになった。