2016年4月16日 熊本震災の本震が発生して3年になります。
熊本の地震で住宅の倒壊により多くの人が亡くなられました。
当時16歳の学生が倒壊した住宅に押しつぶされて亡くなられたニュースを見たとき
被害が発生しても、倒壊だけはしない家を造る必要があると思い
耐震について色々考えていた時
何年か前に、お寺の和尚さんが東寺の五重塔が特別公開の時だけみれて
凄いつくりなので一度見た方がいいと言われたことを思い出して
調べたところ、ちょうど特別公開中だったので
京都まで見に行って来ました。(2016年5月）
今まで、何度も再建されて５代目の塔ですが、
すべて落雷による火災や原因不明の火災で焼失していて
地震や台風では倒れていないと言うことに驚きます。
文禄５年（１５９６年）の畿内におきた大地震のときは、
南大門、北大門、中門、食堂、講堂など低い建物や門が倒れたそうですが
55メートルもある五重塔は、倒れなかったという事です。（三浦俊良著 東寺の謎より）
現在建てられている住宅は、「在来工法」という筋違で揺れを止める工法で
構造そのものには揺れを止める力はありません。
一方、「伝統木構造工法」という釘を使わずに木組といわれる
木と木をつなぐ技法で建てられた工法は、
揺れに対しては、貫きや足固め、差し鴨居など数多くの部材で持ちこたえる構造で
筋違が無くても構造自体で地震に抵抗する力を持っています。
木組の継ぎ手
揺れを止める貫（ぬき）
足固めと貫と竹組状況
いくつもの部材が揺れに対して抵抗する構造です。
延岡での 職人塾 で木組のサンプルを説明していただきいました。（宮大工）
熊本県立 熊本大学での耐震実験です。
木組みの構造は約２７センチの変形に耐える事ができました。
在来工法は剛構造（揺れないようにがっちり固めて動かないようにする構造）で
伝統木構造工法は、柔構造（揺れながら力を逃がす構造）です。
今回のような大きな地震では、今の耐震基準の家でも 何棟か被害が出ているようですが
筋かいの場合、バランスよく配置しないと揺れに対してねじれ現象が起こり倒壊する恐れがでてきます。
また、設計上１階と２階の構造的な位置のずれなども原因になります。
変形に対しては、約９センチの変形で筋違が折れてしまい、耐力である筋違が無い状態では
建つ事ができない構造の在来工法は倒壊してしまいます。
五重塔が倒れない秘密は、心柱を中心に色々な部材が揺れに抵抗する力になるという事と
心柱により上層階との変形が起きにくくなるということです。
また、白川郷の合掌組みも揺れながら地震に抵抗する造りです。
この耐震技術を住宅に活かせないかと考え
耐震構造の合掌組みと心柱構造を組み合わせたのが
「心柱工法の家」
New traditional technology
今回の計画では、合掌組みのように入れた登り梁と
伝統工法の一つである込み栓を打ち込み柱が抜けないようにしました。
白川郷の合掌組み
150x150角 桧の心柱
今から家づくりを計画されるときに、少しでも安心して家づくりができるように
もしもの地震の時に家族を守る家であるように
合掌組みと心柱を組み合わせた地震に強い家です。
宮崎県児湯郡新富町大字日置2032-14
日向灘の見える丘です。
前面がゴルフ場で芝生のグリーンや樹木が
借景でとても景色がいいですよ！
丘の上から遠くをゆっくり航行する船が見え心穏やかな時間を
過ごすことができます。
新富町の一ツ瀬川の夕焼け
富田浜
水平線からの日の出！
天気が良くても雲が有ったりして、綺麗な日の出を見れることは少ないですよ！
湖水ヶ池の蓮
この素晴らしい自然がある新富町で仕事ができることに感謝いたします。
お客様のために木の家を一生懸命に設計、施工していきます。
家の新築やリフォームをお考えの方は、お気軽にご相談ください！
店舗設計は、外部デザインから内部デザインまで
商売繁盛するように考えて提案いたします。
300棟以上の設計実績で
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対応地域：九州一円で設計、施工をしています。
「夢をかたちに 真心こめて」
設計：81一級建築士事務所
施工：81HOUSE株式会社
〒889-1401 宮崎県児湯郡新富町大字日置2032－14
TEL:0983-33-6511
FAX:0983-33-6512
一級建築士
既存住宅状況調査技術者
ヘリテージマネージャー
震災建物被災度区分判定 復旧技術者
宮崎県木造耐震診断士
富永清秀
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e-mail:eightyonehouse81@ace.ocn.ne.jp
