カメラといっしょ#2

散歩に旅に、日々カメラとともに……

elcamino

2014-03-18 18:21:26 | 正方形


自分の乗るアメ車のモデル名がエルカミーノ。
1964年式なので、今年で半世紀のヴィンテージモデルってとこかな。
海外の話でときどき耳にするのが"古いクルマを維持するための優遇措置"なんだけど、日本ではそういうのが見当たらないってところにガッカリしてしまう。
それよりむしろ「長く愛車として所有し続け、消費に貢献しないなら増税してやるから覚悟しろ!」的な増税措置が始まってしまうという恐ろしい現実……。

クルマって実用性で選ぶ人もいるし、業務用という用途が多いことも理解している。
反面、趣味で好きなクルマを所有している人もいる。
前者なら壊れにくく信頼のおけるパートナーとして使い倒すべく、新車や比較的高年式の中古車などが好まれるだろうから、ある程度のサイクルで買い替えもしていくハズだし、今回の増税措置はあまり影響がないんじゃないかと思う。
でも後者の場合はヒストリーだったり、あこがれだったり、デザイン性などが本人にとって重要なワケで、そのもの以外を欲しいなんてことは微塵も思わないだろうから長く乗り続けていくと増税措置に直面してしまうことになる。

この増税の考えの柱となっているのが「グリーン化」ということらしいんだけど、つまりはエコであることをタテマエとした「消費促進に乗っからないヤツからたっぷり税金取ってやるぜ、ガッハッハ~」措置としか個人的には思えない。
どのように算出/測定するかは難しいと思うけれど、毎日使われているハイブリッドカーが年間に消費するガソリン、排出ガス、オイルやタイヤなどの消耗品……これらの総量よりも、クラシックやヴィンテージにカテゴライズされる大半の車両のほうが下回っているんじゃないかと思えてならない。
なぜなら走る回数も距離も少ないものが多い気がするから。
だからもっと実情に即した措置だと思えるなら、不公平感とか不満感がグッと減るんじゃないかと思ってしまうのだ。

極端に言うと、新型モデルなんて自分には必要ない(今はね)ので、生産のために必要となる資源の消費は自分以外のみなさんのためでしかないし、6000cc近くある排気量でも燃費は国産の3000ccクラスのスポーツタイプとどっこいくらいだし、まして年間に走らせる回数は数回程度なので、いろんな意味で地球環境へのインパクトが大きいとは思えないんだけどね。

極端ついでにもっと言うと、住み慣れたマイホームがある日突然「古くなったので税金が発生するようになりました」とか、「あなたの家の家電製品は古いものばかりで電気使用量が多いため買い替えないと税金が課せられます」といったことだったりする印象なワケですよ……今回の増税措置ってやつがね。
まあ、なにしろ趣味でクルマを維持していくことが厳しい世の中になっていくという印象……間違いなく(汗)。



 

 

 

 

 

 

 


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