先日、X10というイタリア・ピアジオ社のハイパフォーマンススクーターに試乗する機会があった。 ←走りカットはSD誌のイワヘン(編集長ね)が撮ってくれ、送ってくれたもの
X10とは正式名称を「Piaggio X10 350 i.e. Executive」と言い、ベスパの製造元でもあるピアジオ社が生産するメガクラス・スクーターに属したビッグスクーターだ。
排気量は330ccなので、日本では車検の必要なスクーターということになる。
この車名に"X"を持つシリーズは、過去にX8やX9といったモデルが国内で展開されてきた。
大柄なボディに大容量収納を備え、ユーロスクーターとしては珍しい国産スクーター的なパッケージで注目されたモデルとなる。
またシリーズ共通の居住性の高さ&高い安定性も魅力で、今回の新型であるX10については国内への導入がいつになるのか個人的に興味があった。
なにしろX10では330へと排気量が上がり(当然パワーも増している)、安全性の向上を目的にABSとASRといった最新テクノロジーも盛り込まれているのだから、進化具合と乗り味について見過ごすわけにはいかないという思いがあったのだ。
さて、走りだしてみることにする。
ちょっと想像していたよりも車重を感じるが、走りだしてしまえば330ccのパワーユニットがグイグイと強力に車体を加速させていく。
アクセルを開け始めたところからまったくモタツキもないままに、リヤを少しだけ沈めた状態のまま、初速からガンガンに前へ出て行く感覚だ。
そのうえアクセルやブレーキの操作によって、車体の寝かす起こすが自在にキマる。
さらにABSの恩恵で、なにも躊躇することなく思い切りブレーキレバーを握り込めるため、理想的な制動距離に近づけられるところもありがたい。
今回が初試乗だったが、イメージどおりXシリーズらしい安定感、そしてより進化したパフォーマンスを短時間ながら味わうことができた。
もしも機会があれば、ロングランチャレンジなんかもやってみたい気分である。
それくらい長く乗ること(距離も時間も)をワクワクに変えてくれそうな印象だった。
それに新型330ccユニットのパファーマンスは素晴らしく、今後どういったモデルに搭載されるのかも気になるところである。
そろそろ10年という節目が近づいているVespa GTS系のモデルチェンジもささやかれている状況だけに、その辺りの動向からも目が離せないところだろう。
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