街角スナップ

前回のポートレイトもそうなんだけど、人を撮るのはけっこうスキ♪
だけど"人を撮る"という行為で注意すべき点は、被写体の表情や動きにあると思っている。
たとえば知人を撮るとしたら照れもあるのだろう、なかなか自然な表情を撮れなかったりすることが多い。
それでも記念撮影的な作り笑いや、ひきつった笑顔でなければ良しにして構わないだろう。
撮影者との関係が表れている写真というのもおもしろいものだと思うから。

これとは異なり街角で見ず知らずの人を被写体にする場合、ポートレート的に撮るのはほぼ不可能なのでスナップ的な手法で撮ることが多くなる。
これもキライじゃないので人目は気にせずけっこう撮る（笑）。
スナップなら、ことさら「お！」と感じた瞬間を大事にしたいと思っている。

今回の習作は仙台の街で撮ったスナップで、ホントは構図ももう少し左へ振ったものにするつもりだった。
ポラロイドを構える女性の狙っているものまで写し込む構図だ。
それが視界の右上あたりに携帯カメラを構えたおじさんが登場したことで気持ちが揺らいでしまった（再笑）。
構図を決めるためかどうか知らないが、妙にくねくねと怪しい動きをするのだ。
気になってカメラを右に振ったところで、女性のカメラからフィルムの吐き出されるポラロイド特有の「ガーっ」という音が聞こえたため、反射的にシャッターを切ってしまった（苦笑）。
それでも、おじさんの怪しい動きの片鱗が伺えるところで良しとしてみたｗ