ボクが二眼レフで最初に撮ったカットがコレ。
人生のファーストショットなんて、まだ子供だったころのことだから覚えていないし、これまで手にしてきたカメラやレンズのファーストショットだって覚えちゃいない。
だけど、どういうワケか、二眼レフでのことは覚えていたりするから不思議なものだと思う。
人生初の二眼レフはローライだったけれど、実際のファーストショットはシーガル4B-1というモデルで撮った。
赤窓式で、シャッタースピードに難のある個体だったために格安でゲット。
西新宿のお店で買ったネガフィルムをワクワクしながらつめて、露出はそれでも何とか測ってはみたけれど、構図なんてぜんぜん頭がまわらずに夢中でフィルム1本を撮り終えた。
すべてが新鮮で、本当に心底楽しい撮影だったと記憶している。
もちろん、現在でも撮影は楽しみだけれど、あのときの高揚感みたいな気持ちとは別ものなようだ。