役割は似ていても

深く調べると実際には違う仕事!

保健師と看護師の違い

2022-04-11 01:52:29 | 保健師

保健師は医師や看護師と並ぶ医療業界において、欠かすことのできない重要な職種の一つです。保健師の仕事は一般に知られておらず、看護師と混同されるケースも少なくありません。しかし、実際には保健師と看護師の仕事内容は異なります。看護師が病気や怪我をしている人の治療を主な役割としているのに対して、保健師は健康な毎日を送れるように尽力することが仕事です。病気を未然に防ぐいわゆる予防医療がメインとなるので、医療に関する専門知識を幅広く身に着けておかなくてはいけません。

また、仕事に就くための流れも大きく異なります。一般的な看護師は大学や短大で専門分野の知識と技術を学んだ後、看護師国家試験に合格をすることが条件です。保健師は看護師国家試験とは別に、厚生労働省が定める養成課程を1年受講して保健師国家試験に合格しなくてはいけません。高校を卒業してから保健師として働けるようになるには、最低でも5年程度の時間が必要となります。

勉強量の多さや2つの国家試験の合格など難易度が高めになっている分、活躍できる場が広いのが特徴です。看護師の活躍の場は主に医療関係となりますが、保健師は健診センターや保健所、学業施設など数多くの選択肢が用意されています。医療関係のように複数のスタッフとチームとして働くのはもちろん、学校や企業のように1人で業務を行うことも可能です。絶対数が少なく引く手あまたの状態で、自分の希望する環境で働きやすいという点も魅力の一つと言えます。保健師についてはこちらのサイトでも詳しく取り上げられていたので、保健師を目指したい人にとって参考になるでしょう。