5月12日から角川シネマ新宿他、全国で公開する映画『蝶の眠り』。自らの余命を知る人気女性作家・涼子が韓国人留学生チャネと出会い、美しい記憶を残そうとした愛と記憶の物語で、キム・ジェウクは小説家志望で日本の大学に留学しながら居酒屋のバイトに励むチャネを好演。そんな彼が現在、韓国で舞台「アマデウス」出演の合間を縫って来日した。インタビュー場所は映画にも登場する山の上ホテル。受け答えはすべて日本語で、時おり「なんと表現したらいいんだろう……」「もっと正確に言いたいんですけど」と考え込みながらも真摯に、時にユーモアをまじえて語ってくれた。
――『蝶の眠り』に出演することになったきっかけを教えてください。
キム・ジェウク:僕はもともとチョン・ジェウン監督の映画『子猫をお願い』が好きだったんですよ。女性監督が撮影したとは思えないハードボイルドさが感じられて、この監督はすごく面白いなと思っていたんですけど、そのチョン・ジェウン監督が本当に久しぶりに映画を撮るということで、そのシナリオが僕のもとに来たんです。この映画を単純に恋愛モノとは言いたくないんですけど、こういう恋愛を描いた作品って今、韓国ではあまり制作されないんですよ。そして、この映画ではセリフも全部日本語で、ロケも全部日本でやる、さらに共演者もスタッフもすべて日本の方だと聞いて、その何もかもが面白そうだと思いました。ストーリーももちろん面白かったけど、そういう環境に惹かれたっていうのも大きいですね。
■公開情報
「蝶の眠り」
2018年5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
出演:中山美穂、キム・ジェウク、石橋杏奈、勝村政信、菅田俊、眞島秀和、澁谷麻美、永瀬正敏
監督・脚本・原案:チョン・ジェウン
ストーリー・劇中小説:藤井清美
企画・製作:山上徹二郎、坂本敏明、イ・ウンギョン
プロデューサー:山上徹二郎、イ・ウンギョン、山口幸彦
製作:シグロ、キングレコード、ZOA FILMS
制作プロダクション:シグロ
配給:KADOKAWA
©2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
「蝶の眠り」公式サイト:http://chono-nemuri.com/
■関連サイト
キム・ジェウク日本公式ファンクラブ:http://www.kimjaeuck.jp