勝つまでやる

大阪国際女子。
渋井ちゃんがゴールして小躍りして監督と抱き合っていた。
やっぱりよっぽど嬉しかったのだろう。
今までの後半失速というのが悔しくて悔しくてたまらなかった。
今回はマラソンランナーとしては2ヵ月でフルマラソンにチャレンジという異例の出来事になった。

初フルでの日本最高。ベルリンマラソンで19分という日本人記録を塗り替えた彼女もその後は苦難の歴史。度重なる30km以降での失速。このまま終わりたくない。勝つまでやりますという言葉が物語っている。


大阪城公園(28km付近)でのトップ集団

もともと渋井ちゃんは1万ｍでは野口や福士もかなわないスピードランナー。
絶好調の赤羽だってかなわない。これまでの失敗の連続は自分の持ってる走力とフルマラソンでどのように走ればいいのかわからなかったセイ。
今回ようやくコツをつかんだみたいだ。

30km以降の持ち前のスピードアップに集団はついていけなかった。唯一追いすがろうとする赤羽ちゃんもどんどん引き離されるばかりだった。

彼女のそこまでやるかの精神に乾杯。