介護・福祉きまぐれ通信

介護・福祉出版編集人のきまぐれ編集後記

介護職の死生観

2004-11-18 12:02:49 | 記事
加齢とともに訪れる死。それは、高齢者介護施設に入所する利用者においても同様のことです。
老人病院や介護施設で介護職として働いていれば、利用者の死という悲しい別れは何度も経験することになります。それでも次の瞬間には、気を取り直して笑顔でまた現場に戻ります。
入所を希望する利用者の重度化が進むなか、介護の専門職としての判断や対応はもちろん大切です。しかし、人の死を悼み悲しむ気持ちを忘れないで持っていただきたいと思います。
施設における家族も含めた利用者の人間としての尊厳や誇りをどのように理解し、その人自身のQOLに寄り添う看取りのケアをどのように提供していけばよいかということについて改めて考えてみる必要もあるのではないでしょうか。