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心は元気ですか?

最近心の健康が日本だけでなく、世界中でおかしくなっているように思います。そう思う方読んでください。

おはようございます。今日は月曜日の朝ですね

2010年01月18日 07時40分19秒 | Weblog
こちらは日曜日の午後です。とても寒いです。UCLAはとても暖かくて移りたくなりました。今世界中で増加しているうつ病について話します。性格が明るいとか活発だとか、全く性格には関係なくうつ病は発生します。伴侶の死とか子供さんの死とかが引き金になってうつ病になることもありますが、これは例外です。現在の精神医学では脳内物質セレトニンが少なくなってうつ病になります。
発症の兆候はまず朝起きるのがつらくなります。食欲がなくなります。夜は比較的元気になりますが、よく眠れなくなります。この3症状が出てきたら、直ぐにメンタルクリニックや大学の精神科に行ってください。今は良い抗うつ剤がありますから、3ケ月くらいでまでに治ることが多いです。まれに大うつ病に病変することがありますが、めったにありません。なぜセレトニンが少なくなるかは現代の医学でもわかりません。うつ病による自殺もとても多いです。薬を飲んだから直ぐに元気にはなりません。血中濃度が一定してある期間が過ぎてから、徐々に元気になります。3週間をめどにしてください。
現在の世界の状況を考えると誰もがうつ病になってもおかしくないと思います。世の中明るい話題が少なく暗い話題ばかりです。
今のうつ病は気分変調症に区分けされます。アメリカ医学会が出したDSM-Ⅳ-TRではどの医師が診察しても同じ病名がつき、服薬も同じです。今うつ病に処方されるSSRIはセレトニン再取り込み阻害薬といわれ、一度脳内にセレトニンが分泌され、そのセレトニンがまた脳内に取り込むのを阻止すれば、自然にセレトニンの量が増えます。セレトニンがある量まで達すれば、元の元気になれます。
最後に言いたいのは医師の処方箋どおり薬を服薬してください。もう朝は普通に起きれるし、食欲もでてきたし、夜もよく眠れるから勝手に薬を服薬するのを止めてしまう患者さんが多いのです。医師がOKを出すまでは、服薬を続けてください。軽い眠剤も処方されるかもしれません。それも必ず処方通り服薬してください。
明日はうつ病に対するカウンセリングについて話します。

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