それではアルコール依存症者に救いはないのでしょうか?いいえ、ちゃんとあります。それは自助グループです。日本では断酒会が有名ですが、AA(Alcoholics Anonymous:無名のアルコール依存症者たち)アメリカで1935年に始まり今では世界中120け国で数百万人が回復している集まりです。結局グループセラピーをします。例会、ミーティングという本人が自分の体験を話しそれを聴いているというだけです。それまで自分を本当に心配してくれる周りにいた大切な人に「お酒を止めろ」といわれても止められなかったお酒がなぜ、同じアルコール依存症の話を聴いてお酒が止まるのでしょうか?実はアルコール依存症者はけっして美味しいお酒を飲んでたわけではないのですね。周りの人達を巻き込んで傷つける病気ですが実は一番傷つけていたのは本人なのです。ですから同じ体験をした人の話に共感できるようになったら、回復の始まりです。AAからNA(薬物依存症者の自助グループ)GA(ギャンブル依存症者の為の自助グループ)とAAからありとあらゆる精神的な病気や生きにくいと感じていたり、摂食障害の人の為のグループもあります。ギャンブル依存症の人達は身体は痛めませんが経済的に悲惨な状態になります。拒食症はやはり死に近い病気です。誰でも何かに病的な依存をする可能性はあります。他の病気と一緒で早期発見、早期治療が回復の早道です。自分、または周りにいる近くの人がいたら専門病院に行くようにこのブログを見せてください。依存を続けると悪くなる一方ですよ。
肇
肇