gosho×goshoぶろぐ

まちあるき運営事務局特派員が、青森県・五所川原市のココだけの話をお届けします★

平成26年度新作立佞武多原画発表

2013年11月18日 | ニュース

押忍シブゥっす

 

最近積った雪も解け、また秋に戻ったっぽい五所川原

実は本日平成26年の新作立佞武多の原画が発表されました

その名はなんと・・・

「国性爺合戦 和籐内」

この題材あまり聞いたことないと思います

実はこれは江戸時代に近松門左衛門という人が人形浄瑠璃として演じた題材です

その後歌舞伎の演目として取り上げられ、その筋では結構有名なものらしいです

 

そしてこの和籐内という人は中国人の父と日本人の母をもつハーフです

実際は鄭成功という人をモチーフになっています

和籐内という名前は人形浄瑠璃や歌舞伎の中だけの日本向けの名前で、

由来は和(日本)でも唐(中国)でも内(ない)という意味でつけられたそうです

 

そんなハーフな彼はまだ中国が明と呼ばれていたころ

内戦がおこって明国が滅亡の危機を迎えた時に

父の故郷である明に駆けつけ、復興運動をしたらしいんです

 

原画には虎が描かれていますがこれは

同盟を結んでいた甘輝将軍の元に駆けつけている時に出会った虎で

伊勢神宮の札を用いて屈伏させているシーンが描かれていますね

 

この虎をも屈伏させている勇猛さ

そして他国の危機に駆けつけるような姿

を東北大震災に見舞われた被災者の方

そして復興のため今もなお奮闘する方々に対して

応援の意図を伝えたいということで

今回の製作を決めたそうです

 

制作者である鶴谷さんは平成17年の「炎」を初めとして

平成20年の「不撓不屈」、平成23年の「義経伝説龍馬渡海」

の3台の大型立佞武多を手掛けて今回自身4度目の制作となります

製作者の中で一番若いということもあり、勢いがあるねぷたを作る

という風に私は感じています

 

今回のねぷたは今までの立佞武多ではあまり見られなかった黄色が目立つ

ねぷたでなんとも虎がカッコイイ感じですね

見どころはこの鮮やかな色彩と迫力満点の姿だそうです

出来上がりがどうなるのか凄い楽しみです

 

立佞武多の館ではもう製作を始めていますので

気になった方はぜひ見に来て下さい

 

以上シブゥがお伝えしましたへばねーノシ