ギャラリー寧波からの発信

永平寺門前にある禅の里駅「越前焼」の“ギャラリー寧波”から周辺の出来事、門前街でのイベント予定と結果などを発信します。

「払子」(ほっす)と呼ばれる仏具

2014-02-04 17:37:40 | 日記
■不謹慎ではあるが、不思議な仏具について・・・。

■僧侶が法事などの儀式や説法の際、胸元に提げていたり手に持っている、毛を束ねたハタキのようなもの。



■お焼香の読経の際に“左右に動かしたり、正面方向に縦に振ったり、そして肩の方に置いたり”





■あれは別にチリハタキではないから掃除道具というわけではなく、「払子」(ほっす)と呼ばれる仏具である。



■インドなどでは・・・。 殺生を禁じられている僧侶は小さな虫にまで気を遣うため、儀式の際に自分の周りを飛ぶハエや蚊を手で払うことはしない。誤って殺してしまわないように柔らかい毛で追い払うのが「払子」の本来の使い道。

■馬のタテガミや尾の毛、麻などを束ねたものが使われている。



■インドから中国経由で日本に入ってきた払子、本来の用途から転じて煩悩や穢れを払う、威儀を正すという意味を持ち、やや形式的なものとなっている。



■インドでは現在もジャイナ教が払子を使い、座る前に床を払子で払うなど殺生を避ける使い方が残っているらしい。

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