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あらゆる車の試乗レポートと日々思いつくたわいもない話

VW Golf GTI/DSG(2.0T)

2006-06-14 23:38:25 | 欧州車
ついに念願の!という程でもないですが、Golf GTIのDSGを試乗してきました。試乗したディーラーは、DUO深川です。

昼過ぎに「あ~やっぱGTI試乗しなきゃな~」と思い立ったら即!VWのWebでDUO深川にGTIのデモカーがある事を確認して、電話で18時に行くと伝えました。ちょっと仕事の関係で深川に着くのが遅れちゃいましたが、なんとか試乗してきました。

まず着いてディーラーに入って感じた事ですが、箱(ようは内外装)は他のVWディーラーと同じなのですが、たまたまその日か時間帯でそうだったのかわからないですが、ディーラーにいるのは皆男性社員。女性は1人も見えられなかったですね。私にはそれが結構めずらくし感じました。それにしてもトヨタ系のDUOだからしゃーないのかもしれませんが、隣のトヨタショールームと同じ敷地内で、それも同じ駐車場を共有するってのは、私にとって非常に違和感を感じました。普通誰しもが考えて、競合ではないのかい???だったら、「DUO深川」とかじゃなくて、「トヨペットVW深川」とかにすりゃ誰しもが「ふむふむ」と言わずもが納得出来るってのもですよね。社名変更すればいいんじゃないの?DUOさん!(^_^;)

まそんな馬鹿話はさておき、念願のGolf GTI/DSGに乗ってまいりました。DUOさいたまでJetta 2.0Tは乗ってたのでまあ感覚は同じかなー、というのがありましたが、やっぱちょっと足硬めなのかなーという感じはありましたね。出だしちょっとしたら営業さんから「今からSモードにしますんで、信号が青になったらガツンとアクセル踏んで加速してくださいね」という言葉をうけ、その通りガツンと踏んでスタートダッシュすれば、キュルキュルとタイヤが鳴って飛び出して行きました。キュルキュルタイヤが鳴っていたにもかかわらず、FFにはつき物のトルクステアが皆無でしたね。ものすごくナチュラルでしたよ。以前BMW MINIのスーパーチャージャー付きを試乗した際に同じくスタートダッシュをかましたんですが、MINIの場合はものすごいトルクステアを感じましたね。めちゃめちゃ扱いにくさを感じたのを覚えています。2台とも同じ輸入車Cセグメントに入る車でホットハッチとして扱われる車ですが、「こんなに違ってもいいの!?」と両メーカー(BMW MINIにだけ?!)に言いたいところです。

試乗済みのJettaの2.0T/DSGや、Audi A3 SB/2.0T/DSGとの比較をしてしまいますが、まずJetta 2.0Tの場合、標準でレザーシートでそれが結構良い感触でした。Golfのシートもまあ良かったですが、そこはA3のシートと比べてしまい、A3のシートの方がホールド感やフィット感でだんぜん勝ります。ドイツ車の場合、標準シートであってもどうせレカロのOEMで、名前だけレカロって出してないだけじゃないのかなー、とは思うのですが、同じグループの会社で同じプラットフォームを共有する車であっても、あそこまでモノが違うのかー、という事がわかりました。さすがBMWやベンツと並ぶ高級車市場を行くAudiブランドというところもあり、VWはホントに言葉通りVolks(大衆)wagen(車)ブランドという事が言えるんじゃないのかなぁと思います。

正直な話、GTIをフツーにかつ短い10分程の時間だけ運転している分には、Jetta/GTI/A3SBの2.0T DSGの中では特にココはこうだ!とかココが違う!というのは、走りの点においてはそれ程差異を感じませんでしたね。やはりというか唯一、シートが気になった部分でしたね。VWの場合、シート脇の左右張り出しが最小限なのと、調節が出来ない点が×な点です。欧米人と比較して日本人の方が体形的に小さい(スリムな?)のを考慮すれば、左右のサポートが少なくて不満が出るんじゃないかという事に気づけなかったのか、ちょっと残念です。

近々2.0TエンジンとDSGを共有するVWグループのクルマ、ようはこれまで試乗しているGolf GTI/Jetta/A3 SBの3車種のスペック比較表をちょっと時間があれば作ってここに載せようかと思います。あんまりどこにでもあるスペック表じゃなくって、自分が気になる点のみフォーカスした表になるかと思いますので、見る人によっては「オォ~!」って人と、「ダメだぜ・・・」って人もいるかと思いますが悪しからず。

皆良いクルマだから3台欲しいなぁ・・・HollywoodのLOHAS系オバカセレブみたいにプリウス5台持ってるとか、そういうんじゃないですから(笑)

という事で、GTIも含め、VWグループの3車種GTI/Jetta/A3SBはそれぞれ良い面を持っていて、いづれにしても声をあげて「ここはダメだ!」とか「ここを直して欲しい」とかいうのは正直ありません。

本日対応してくれたVWの営業のオジサンですが、トヨタの臭いがどこからか香るような店舗(ハード)とはどっこい違い、スゴイVWが好きな人のようで、「トヨタ系列営業店」という雰囲気をみじんも感じさせないような人でした。今まで輸入車ディーラーを廻ってきた中で、売上的にも好感度的にも商品情報のナレッジ保有度的などの観点で、ダントツトップセールスマンに入るんじゃないかと思いました。他店の営業を教育している、という事も話されていました。

【注】ここからドンドン試乗レポートとは外れていきます。。。いつものように(汗)GTI試乗レポートはここで終わりなので、それ以外に興味が無い人は以下は読まない方が良いと思いますよ(笑)

話をDUO深川の営業の人に戻しますが、やはりこういう人、ようはPowerを持った営業の人が、買い手の条件を適宜見つけ出して、売ろうとしている商品のPower(商品力)を的確かつ必要最小限に買い手に伝える、そういったことが確実になされると、買い手の購買意欲がそそられ、契約を結ぶという消費行動が成立するのではないですかね。ここで買い手は「何を買うか」という事を整理しますと、前からも書いている「究極のオーナーシップ」と並べられるかと思いますが、「商品力」がある商品を買うんではなくて、実は「営業マンのPower」を買う、という事が言えるんじゃないかと思います。

総じると、「営業マンのPowerから導き出される究極のオーナーシップを買う」という事になりますかね。DUO深川で私を担当してくれた方は、まさにそういったPowerを持った営業マンで、究極のオーナーシップの提案をされているように感じました。少し難を言うとすると、クルマの多くを語ろうとするのでちょっと口数が多い、と感じられたくらいかな?いやホントスゴイ良い例の営業の方でした。

今日はいじょ!(というか宿題たまりすぎ・・・)


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