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言葉のデッドボール

「いや、もう……最高でしょ」(中野 信治)

ノブの一番長い日

2006年02月15日 | マンガのたぐい
 昨日はカペタの日。
 最初の10分くらい見逃した。


 先週の続きで、父ちゃんが倒れたのでカペタとモナミは源さんの車で病院へ。
 高熱にうなされているノブはサーキットに独りで残り、独りで耐久レースを走るのだった。
 3人で交代して乗るような耐久レースで、たった独りのノブはフラフラで周回遅れ。ピットインしても燃料補給は自分で行う。
 朦朧とするノブは押しがけのコツがわからずピットアウトにも苦戦する始末。
 そのとき、ナオミが後ろをスッと通った。

「おまえ押しがけへったやなー」
「エンジンかかってもあと5、6歩押し続けろ。それから乗るんや」

 うおー、ナオミとノブが初めてからんだー! 「おまえ○○へったやなー」のオマケつき!
 見逃した最初の10分でナオミは出走しないことになっていたようで、ナオミはスーツも着ていなかった。


 押しがけのコツをつかんだノブだが、体力的に無茶なのでやがてコースアウト。
 グラベルで諦めかけたが、ここからが熱かった。
 しばらく回想した後、「カペタは、絶対に途中で諦めたりしねえ! うおおおおおお!」
 うおおおおおお!の声が、マジで熱かった。カペタの声もこの人でよかったんじゃないか。
 同時に佐橋さんのいい音楽がかかり、おそろしくヒートアップ。


 下を向いてゼエゼエ息をする
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 キッと前を向いて、すぐダッシュ
0602141806106021418062


 この三動作のリズムというかタイミングが、すごくいい。つらいけどがんばってるというのが大変よくわかるばかりか、かっこよかった。


 やがて、ピットロードに現れるピットインのサイン。
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 まずはサインボードが目に入り、徐々に視線が上がってカペタの姿が明らかに。父ちゃんは足を捻挫しただけであった。


 いまやサーキットの英雄であるカペタがコースインすると、観客が「平だ!」「平が走るぞ!」と大盛り上がり。曲も大盛り上がりし、ナオミの見つめる前で最下位からのごぼう抜きで大盛り上がり。
 残り10分で5周遅れだったのでさすがに3位だった。素人相手でも3位なところが妙にリアルだが、たいへん盛り上がるドライバー交代だった。
 後は任せろとカートに乗り込むカペタは、今にも「今までのは奇跡なんかじゃない。奇跡はこれからだ!」と口走りそうであった。Winnersのイントロが流れて来そうであった。


 来週はランドルの話らしいので、これまた期待。