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フィンランドの学力低下。急低下の原因論争延々。4M2  

日本の教育界ではフィンランドを理想モデルとしているが、最新の15歳国際学力調査でフィンランドの成績の急低下が判明した。

うなぎが消える

2013-05-28 | ニュース

ニホンウナギ 日本の養殖うなぎは、1年間で、養殖稚魚シラスウナギの不漁の影響を受け、1匹100円から500円以上に値上がりした。店で食べる3000円のうなぎは5000円程度に値上がりする見込みである。しかし、値上がり前から、うな丼の需要つまりうなぎそのものの需要が減少している。うなぎ関係者にとっては、うなぎの値上がりと売れき不振のダブルパンチの様相である。マリアナ海溝と日本の中小河川を往来して繁殖をしてきたニホンウナギは、ニホンの河川改修の大打撃を受け、生態系が狂ってしまった。

日本のうなぎ消費 日本では養殖うなぎの消費量が多い。国内養殖が減り、台湾産と中国産が増加した。全体的には、うなぎの消費量は減少している。値段の高いためもある。それ以外に、台湾産・中国産を国内産と偽っている輸入販売業者、それを仕入れて短期間の国内養殖で完全国産うなぎを標榜する養殖業者、輸入加工冷凍うなぎを自前で調理している顔をする料理屋など、うなぎ料理を信用できない者が、高価なうなぎから離れたためである。要するに、うなぎ料理への信用がないのである。

世界的にうなぎ消費量が増加し、うなぎの養殖が稚魚不足のために追いつかない。そのため、うなぎの価格上昇が続き、さらにはうなぎ資源の枯渇、レッドデータ記載による漁獲規制、ワシントン条約による貿易・売買規制も現実となりつつある。

 うなぎの値段  日本のうなぎは、ニホンウナギ(アンギラ・ジャポニカ種)であり、日本・中国・台湾で養殖されている。シラスウナギの価格高騰と品薄で、日本のうなぎ料理の価格は、庶民の手が届かなくなる。うなぎ料理店ではすでに客足は遠のき、うなぎ仕入れ価格は上がる一方の最悪の事態になりつつある。うなぎの高級料亭では、うな丼1人前30,000円までは値上がりするであろう。

 

 異種うなぎ ニホンウナギと外見も味もよく似たウナギに、インドネシア産のアンギラ・カラー・ビーラー種がある。切って焼いてタレをつければ、ニホンウナギとの区別はできない。2014年からは大量に輸入される予定で、インドネシア側の養殖・出荷の準備が整えられている。フィリピンからはアンギラ・ビカーラ種、オーストラリアからはアンギラ・オーストリス種、マダガスカルからはアンギラ・モンザンビク種の輸入がすでに始まっている。異種うなぎはうなぎではなく、うなぎもどきの生物とする考えと、うなぎはうなぎとの割り切りかたがある。その一方では、タレと焦げでニホンウナギと同じにする研究開発が進んでいる。ニホンウナギの保存繁殖は研究外であり、絶滅危惧種の指定が近い。

吉野家 夏恒例の牛丼は30円の値上げということである。それでも価格だが、これは本当にうなぎなのか、どこの何なのか、気にならないこともない。しかし、まあ、価格以上のおいしさであれば満足として、あとは何も考えないことにする、か。

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輸入うなぎ  国内の養殖うなぎは、うなぎの病気や資材の値上がりのため、安値輸出をする台湾・中国うなぎに対抗できず、輸入うなぎが増加した。生まれ故郷は日中台うなぎ「ともマリアナ海溝であり、アンギラ・ジャポニカ種である。中台で安く育てて日本の養殖業者に安く売って、日本の養殖場で何日か育て、日本産うなぎとして出荷したことが、かつて問題になった。うなぎの味とか価格ではなく、日本産が不当表示ということらしい。

 

フランスうなぎ 中国で沿岸では日本と同じうなぎ[アンギラ・ジャポニカ]を養殖している。いわば太平洋うなぎである。養殖うなぎを生きたまま、あるいは加工して、日本に輸出している。中国内陸部は[アンギラ・アンギラ]といわれるヨーロッパのうなぎが養殖されている。稚魚はビスケー湾で捕獲するので、フランスうなぎあるいは大西洋うなぎと言われることもある。[アンギラ・アンギラ]の養殖には豊富できれいな淡水を必要とするので、太平洋岸では養殖できず、中国内陸部で養殖される。

アメリカうなぎ アンギラ・ロストラータ種はアメリカうなぎである。獰猛であり、共食いをするので養殖には適していない。アンギラ・ロストラータ種の稚魚は安い。日本のうなぎ養殖業者に売る悪徳ブローカーも存在する。アメリカうなぎが成長すると日本うなぎを食べるので、養殖業者には大損害である。それでもアメリカうなぎの稚魚を買う業者が絶えない。日本うなぎの稚魚は1匹500円、アメリカうなぎ50円であり、日米同盟で何とかなるとアメリカうなぎの稚魚を買う養殖業者はいるものである。アメリカうなぎをはじめ、世界のうなぎ稚魚の減少が著しく、うなぎを絶滅危惧種に指定するアメリカ世論がある。もし、絶滅危惧種に指定されると、アメリカうなぎだけではなく、日本うなぎを食べることもできなくなる。

 


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