Hiroshi Mukaide(向出博)Time Traveler

日本のために 納税している国民に 金を出し渋る この国で 自由を謳歌できるのは 資本主義の勝者だけか

日本のために、納税している国民に、金を出すとなると、いろいろと条件を付けて、出し渋る。

それなのに、30歳になっても、未だに、自分探しをしている「海の王子様」には、大盤振る舞い。

自由主義、資本主義を標榜するこの国は、一体、どこまで、国民の「格差」を拡大すれば気が済むのか。

日本やアメリカや西欧は、自由主義国家。国民は、国家による制約や抑圧を受けること無く、自由を謳歌できる。はずだった。

しかし、残念ながら、それは虚構。

自由主義国家で、自由を謳歌できるのは、ゲームのように不条理な競争の「勝者」だけ。

誠実に努力した者が、勝てる競争なんて、どこにも無い。

そもそも、人間は、生まれながらにして不平等。

ほとんどの人間の人生は、親次第。「親ガチャ」だ。

昔は、裸一貫、どん底から這い上がるなんていう、お伽話を間に受けていたが、今は違う。

この情報化社会では、理不尽で不平等な世界の隅々までを、見渡すことができるのだから、当たり前。

そもそも人間は、人種、性別、健康、能力、体型、容姿からして異なる。平等には創られていない。

それどころか、生まれながらにして、貧富、社会的階層、文化的環境にも、差がある。

そんな、不平等な人間同士を、同じルールで競争させたところで、勝敗は決まっている。

人種、性別ならまだしも、「健康や能力、体型や容姿」、「貧富や階層」の差は、乗り越え難い。 

格差が生まれるのは、当然。

しかも、そうした格差は、親から子へ、子から孫へと、受け継がれる。その中で、格差は、拡大しても、縮小することは無い。

若いうちは、こうした生まれつきの不平等に耐えられず、もがき苦しむ。ところが、そのうちに、生きていくことで精一杯になる。

「不平等を呪ったところで甲斐無し」、所詮、「自由を謳歌できるのは勝者だけ」と諦観するようになる。

確かに、それが無難な生き方かもしれない。

しかし、それではいけない。

敗者復活のない「勝者総取りの競争」を是とする自由主義や資本主義なんて、おかしい。

このまま、絶望の中で生きていく国民が、増え続ければ、自由もへったくれも無い。

「格差」を放置し続けていれば、自由主義や資本主義なんて、外部からのイデオロギー的な攻撃によって崩壊する前に、内部から自壊するだろう。

そんなことになる前に、立ち止まって、本当に、自由を謳歌できる社会を目指さないと、手遅れだ。 

 

 

 

 

 

 

 


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