国政選挙の投票率が低い日本。
何とかならないかと思うが、今のままでは無理だろう。
理由は簡単、自分の選挙区の立候補者を見てガッカリして、誰にも投票したくなくなるからだ。
大体、選挙になると突然現れる、全く見ず知らずの立候補者に、一体、誰が投票すると言うのか。
まるでオレオレ詐欺みたいな話だ。
ある日突然、「オレだよオレ、今度立候補するオレに1票入れてくれよ」と言われて、大事な1票を入れる「お人好しを騙すような選挙」なんてとんでもない。
とにかく、自分が本気で1票を入れたい候補者に投票できるような選挙制度に改革しなければ、民主主義は終わってしまう。
有権者が、自分で決めた候補者に投票できるように選挙制度を改革しよう。
制度改革の内容は次の通り。
国政選挙の「選挙区」を廃止し「全国区」に一本化する。
候補者は「被選挙権を持つ全ての日本国民」とする。
投票の結果、得票数の多い順に当選させるが、議員の国会での議決権に格差を付ける。
当選者の内、上位10番目までの議員には、国会での議決権を1人に10票持たせるのだ。
国民の信任が厚い議員なのだから当然だろう。
1人で10票持っていれば、政党や派閥のボスや古参議員にへつらう必要はない。
上手くいけば、政治のしがらみを打破できるかもしれない。
そもそも、この21世紀のデジタル社会で、未だに立候補した人間しか国会議員になれないなんて時代錯誤もはなはだしい。
選挙の時に、立候補者の顔写真が並んだ立看板を見るたびに、アナログ国家日本のあわれを感じる。
選挙を家業にしているような政治屋や、政治家しかやったことがない連中を駆逐するにはもってこいの制度改革だ。
被選挙権を持つ日本国民の全てが候補者。
参議院選挙なら30歳以上の日本国民、衆議院選挙なら25歳以上の日本国民の全てが候補者。
誰にも投票したくなかったら、自分に投票すればよい。
これなら選挙のたびに日本中の皆んなが、ワクワクできて最高だろう。