森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

仙覚万葉展

2005年12月17日 | 空色の休日 2005 
小川町の新たなイベント「仙覚万葉展」が開催されました。


小川町駅舎です。変わらぬ佇まいです。駅前から伸びる道路沿いにイベント会場が広がります。車両規制ならないのは残念ですね。


メイン会場の「リリックおがわ」です。


ちょうど万葉衣装のパレードが始まるところでした。


まずは「万葉まんじゅう」で。


リリックの中ではいろいろな展示がされていました。日本の伝統文化を象徴する植物「ムラサキ草」です。

あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
 (1-20 額田王)


「紫」と「茜」の絹染の織端を束ねたものです。これ、欲しいですね・・・。


仙覚万葉クイズラリーを回ってみました。(全部で9ヶ所でしたが、3っつ抜けています。)

熟田津に 船乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな
 (1-8 額田王)


葦辺行く 鴨の羽がひに 霜降りて 寒き夕べは 大和し思ほゆ
 (1-64 志貴皇子)


験なき ものを思はずは 一杯の 濁れる酒を 飲むべくあるらし
 (3-338 大伴旅人)


彦星の 妻迎へ舟 漕ぎ出らし 天の川原に 霧の立てるは
 (8-1527 山上憶良)


道の辺の いちしの花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は
 (11-2480 柿本人麻呂)


新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事
 (20-4516 大伴家持)



小松屋本店さんの「仙覚万葉の恋いも」


村田製菓店さんの「仙覚万葉の月」



明日18日は「おがわウィンド」さんのクリスマスコンサートが開催されるのですが、残念ながら既に整理券は完配となっていました。もう第6回を迎えるのですね・・・。ご成功をお祈りいたします。


■参考書籍
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「続・続 草木染 染料植物図鑑」 山崎青樹:著
「万葉植物事典」 山田卓三:著
「花の万葉集」 大貫茂:著
「実朝・仙覚―鎌倉歌壇の研究」 志村士郎:著

※2016.10 編集


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