昨日は自宅で輸血、2回目でした。
面白いことがあって、と言いますのも14日の1回目の輸血の時に沖縄の妹から島バナナが送られてきたのです。
そして昨日、またまた妹夫婦が育てている島バナナが届きました。
左側の表面が傷ついているのがアイスクリームという品種、右側がベジタブルと言うそうです。私がいた頃は島バナナは一つの種類でしたが、今はいろいろ研究が進んで種類が幾つかあるようです。
熟するのが楽しみです。
さて、14日の1回目は慣れないこともあり、随分時間が掛かって、主人がイラついていましたが、今回は様子がわかったのでとてもスムーズに行きました。気持ちが落ち着いていると体調もいいようです。ホッとしたらちょっと疲れてブログの更新を翌日回しの今日にしました。
私は元来宵っ張りですが、最近は主人のトイレで夜中に何度か起きるので、娘に頼んで先に寝ることにしています。
昨夜、午前2時頃起きた主人が言ったのです。「ポータブルトイレを借りてくれないか。」と。
今まで、借りようと言っても頑として拒否していました。「どうしたのかな?」と思ったんですが朝になって原因がわかりました。娘の話によると主人がトイレで動けなくなったということでした。主人の今の状態で、歩行器を使って自力でトイレに行っていたのが不思議なくらいですが、どうやら限界にきたようです。
ラジオ体操仲間の一人が「ポータブルトイレを持っているから、必要な時はいつでも言ってね。」と言ってくれていました。
福祉用具はレンタルで借りると安いのですが、直接肌が触れる、ポータブルトイレや風呂場で使う用具などは買い取りです。ポータブルトイレは数万円しますが、使い終わったら邪魔になるので、貸してもらえる事はとても助かります。
今朝電話して車で借りに行ったら、私が50肩で重い物が持てないことを知って、「自転車で追っかけていって下ろして上げる。」と言います。「娘が帰ってから頼むから。」と遠慮したんですが、いいから、いいからと追っかけてきて下ろして、部屋に入れてくれました。彼女、80歳です。私の周りは農家のS子さんとか、とにかく元気なオネエサマが多いです。
ポータブルトイレを部屋まで運んでくれたのはとても助かりました。
主人は「もう、使えるのか。」と聞いて、直ぐに使ったのです。そして「ああ、楽だ。」と言いました。私も胸の内で「ああ、楽だ。」と言いました。トイレに頑張って行く主人も楽ではないけど、つき合う方も楽ではないのです。主人には言えませんが……。
福祉用具のオーバーテーブル、手すりを追加で借り、娘が帰って来てから部屋の配置換えをして、主人が楽に動ける導線を作りました。主人の口から「ありがとう。」と言葉が自然に出るようになってきました。ギアチャンジして頑張り過ぎずに動ける部屋になったので、主人はまだまだ訪問診療の先生をびっくりさせるのではないかと思っています。
とても反省させられることがありました。
今回、部屋の配置換えをすることを主人に話して、「ベッドはこの場所にこっち向きにするね。」と話した時に、主人が頷いて「今は北枕だし……。」と言ったのです。
私はそういうことを全く気にしない人なので、主人の思いがわかりませんでした。主人(私も)は元々、西枕で寝ていたのですが、訪問診療が始まるに当たって私の指示のもと娘と二人で模様替えしました。言われると北枕でした。「今日から東枕よ。」と言いました。
長い文章を読んでいただき、ありがとうございます。
人は心に自分の道を思い巡らす。
しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。
箴言 16-9