朝日がのぼる。 冷たい空気を引き裂きながら、朝日が通る。 暖かい力を感じる。 散歩をしていると、朝日が通る道が見えた。 空まで繋がる道だ。 光る道にある緑が、いっせいに活動する。 目がさめたようだ。 私の背中を、朝日が押してくれる。 「さあ、がんばれ」と。 感動や元気を散歩がくれる。 ありがたい。 自分の足で歩く。 なんでもないようだが、これは宝だ。 一歩、一歩、感謝しながら進む。 少しは、まともな人間に近づいている気がする。