緑茶
緑茶に含まれるポリフェノールの一種である「カテキン」には、細菌やウイルスを抑制する抗菌作用・抗酸化作用があるといわれています。
虫歯菌などの細菌はたんぱく質で出来ていて、カテキンがたんぱく質にくっつく性質があることから、虫歯菌の働きを抑制してくれます。
またカテキンには、歯垢を生む「酵素」の働きを抑える効果もあります。日本人が好んで緑茶を飲む習慣は、意外にも歯を守るために効果的だったのですね。
ウーロン茶
ウーロン茶は、緑茶と同じ「チャノキの葉」から作られていて、同様にポリフェノールが含まれています。製法の違いから、緑茶に含まれるポリフェノールとは種類が異なり、より虫歯菌の抗菌作用が高いのが特徴です。
ウーロン茶のポリフェノールは、歯石の原因となる酵素の働きを阻む働きがあります。さらにウーロン茶に含まれる「タンニン」には、殺菌効果もあり、より虫歯になりにくいとされています。
虫歯の原因になりやすい飲み物
コーラやなどのジュース類や梅酒、スポーツドリンクなど、pH値(※)の低い「酸性の飲み物」です。酸性の飲料は、歯を溶かしやすく、虫歯になるリスクが高まります。
※液体における酸性もしくはアルカリ性かを数値化した「水素イオン指数」。一般的には1から14までの値で表され、pH7より小さければ「酸性」、大きければ「アルカリ性」。
主要な「酸性の飲み物」のpH値
コーラ:2.2
梅酒:2.9
黒酢ドリンク3.1
赤ワイン3.4
スポーツドリンク3.8
100%オレンジジュース4.0
ビール4.3
日本酒4.9
緑茶6.2
牛乳6.8
※数値は、商品によって変動します
唾液は口の中が酸性になるのを防ぐ役割がありますが、食事を重ねるごとに口の中が酸性化し、そのまま長時間放置すると歯が溶けてしまう原因になりかねないので注意が必要です。
つまり、ダラダラと時間をかけて食べたり、食事の頻度が増えると、本来の唾液の働きが阻害されてしまうということです。
つまり、ダラダラと時間をかけて食べたり、食事の頻度が増えると、本来の唾液の働きが阻害されてしまうということです。
「食べた直後」に歯を磨いたほうがいいのでしょうか? その点も佐藤先生に伺ってみました!
食べた直後はお口の中がpHが低く(酸性に)なっており、直後の歯磨きは歯が溶け出しやすい状態であるため推奨しておらず、30分くらいおいて唾液が中性に戻った頃の歯磨きが歯を守る上ではおすすめです。
特に50代以降になると、歯茎も痩せてきて歯の根本が露出している場合が多く、歯の根本は歯の素材が弱いために酸性下では削れたり溶けたりしやすくなっています。
しかし、時間をあけることを意識してしまったがために、歯磨きをし忘れたり歯磨きのタイミングを逃してしまうのは本末転倒。であれば、直後にでも歯磨きをすることが大切です。
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