今日は、水彩画(拡大法、模写)の2回授業のうちの、第1回目です。
前もって、今日持参するものとして、
「①描きたい絵や写真のカラーコピーと白黒コピー(大きさはB5かA4)。②ポールペン(赤と黒。赤は、白黒コピーに線を引く時に使用)。
③定規50cm。④紙テープ。⑤スケッチBOOK。⑥水彩画道具一式。」
が必要と言われていました。
今日の授業は、戎谷先生の座学から始まりました。拡大法、模写です。
原画の白黒コピー及びスケッチブックそれぞれに縦横8等分の線を引き64個の升目を作ります。
そして、原画全体の線の位置、升目内の線の位置を、正確に写していきます。
1.スケッチブックの上下左右の約1cmの余白を考慮しつつ、
スケッチブックの左下角に白黒コピーの左下角を合わせ、50cm定規を使用して、対角線を引き、
描きたい大きさの右上角を決め、そこから平行線及び垂線を引きスケッチブックに四角い枠を作る。
2.紙テープに、白黒コピー及びスケッチブックの四角枠の縦幅、横幅に合わせて目印をつけ、少し長めに紙テープを切る。
3.その紙テープを8等分する。
その際、重ね折りをすると紙テープの厚み等で誤差が生じるので、半折りしては目印をつけ、目印どうしを合わせ半折りしていくとよい。
4.目印をつけた紙テープを、白黒コピー及びスケッチブックに載せ、目印を転記する。
その際、紙テープの目印をつけた位置に多少の誤差があるかも知れないので、上枠の方から目印を転記した場合は、紙テープの向きを変えずそのまま、下方に移動させ、下枠に目印を転記する。
5.目印と目印を平行線で結び、64個の升目を作り、升目を利用して、原画をスケッチブックに写していきます。写し終わると、升目の線は消します。
(原画の複雑なところは、そのところの升目をさらに縦横2分割すると、複雑なところも描きやすくなる。)
制作中のようす
3班の一口レポートから
◆ 模写にあたり、原画の複雑な部分をどこまで細かい升目にするのか、描き写すのにどれだけの時間を費やすのか、それが悩むところです。
◆ 拡大法 面白いです。今後色々と参考にして行きたいと思います。
◆ 模写もむずかしかったです。
◆ 難しいけれど 拡大法が分かりやすく楽しかった。
◆ 原画拡大の授業 正確に線を引くのが大変でした。
拡大法は画面のバランスを違いなく拡大・縮小し移す為の方法で色々な場面に応用ができます。
「模写」は形や色を確認し写しとり描くことで作者の考えや感性に近づくことができます。又
画法(混色や筆づかい)の研究にもなります。
そしてやはりデッサンする力が大切なことが理解でき描くことに慣れるという点も見逃せません。
夏休みに今の作品を完成され又違う「元絵」にも挑戦してみて下さい!
先ずは習うより慣れろ!です。