「お子さん連れですか?席換わりましょうか。」、隣の席の方に言われて、席を換わってもらった。都内から御殿場へと向かう朝一番のロマンスカー、ほぼ満席だ。GWから計画を少しずつ立てていた1泊2日の富士山登山の始まり、今年は小学生の長女と会社の同僚のインド人を連れて行く。
前日まで何度も天気等の情報、特に上空3、4Kmの風力を確認していたが、土曜日は登山できそうな天候になった。
御殿場駅に時刻どおりにロマンスカーは到着。富士急バスの須走口行きの出発時刻まで約15分だ。松田から御殿場まではJR区間で携帯で予約が出来ない、御殿場駅でパスモでの乗り越し精算ができないなど、何とかして欲しい。
去年、同行したインド人の同僚が高山病になってしまったのを教訓に今年は5合目での休憩を1時間~1時間半とろうと思う。
須走口コースのいいところは、暫らくは森の中を行くことと、あまりコースが混雑しないことだ。
5合目で1時間ほど休憩し、出発!深呼吸をすることと、ハイペースにならないことを何度も彼らに言う。
12:15 新6合目の長田山荘で休憩
13:20 本6合目(2700m)の瀬戸館で休憩
15:00 7合目の太陽館で休憩。娘は風をよけながらカップヌードル摂取中。
本7合目の見晴館は止まらずに宿泊地を目指した。
17:30に8合目に到着、宿は昨年と同じ、下江戸屋にした。土曜日のため夕食、朝食(弁当)付きで9000円だ。今回の同僚は何でも食べられるようで、レトルトのカレーは持参していない。夕食のカレーを食べながらビールを1本飲んで、18:30には寝袋に入る。週末のせいなのか非常に混んでいる。昨年は少なくとも、宿泊グループの間に空きがあって、
人人空人人空
と言う感じだったのだが、今年は
人人人人人人
缶入りのオイルサーディン状態、娘のヒザ蹴りを受けながら寝ることになった。
外に出てみると夜景が綺麗だ、これなら行けるかもしれない(ところが予想は外れて)
夜中に起きて、このまま頂上へ登って行けるかを確認するため外へ出てみると、霧と強風だ。そのうち雨混じりの強風になる。
泊まっているツアー客のガイドは「途中で引き返すことを前提に登りたい人だけ行きましょう」と言っている。関東だけではなく日本中からご来光を見るために来ているのだろう、せっかく8合目まで来て、このまま帰るなんてモッタイナイ。たしかにそうかもしれないが、こちらは富士山初登山のインド人と子供連れの個人登山だ。風は弱まりそうにもないので、二人に朝まで睡眠をとり、様子を見るように伝えて、自分も眠ることにした。
朝になり、6:30に出発し、7:30に本8合目へ到着したが、二人ともつかれて、もうこれ以上は登れそうにないとのこと、今回はここまでにした。
帰りは砂走りを延々と下りて行く、休憩を何回したことか~。樹林帯に入ったところの吉野屋で最後の休憩をとり、11時過ぎに5合目に到着。
感想を二人に聞くと、インド人同僚「次回は是非頂上まで」、長女「当分富士山はいいや~」、お疲れ様でした。