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苦役列車

2014年02月17日 | (か行)の映画

自己満足度 5点満点で3点

2012年7月14日 公開
原作 西村賢太
監督 山下敦弘
脚本 いまおかしんじ

まぁ、そらね、親父が性犯罪で捕まったりすりゃ
残された家族もある意味"終わる"わなぁ。
これがさ、まだ、覚せい剤とか窃盗とかなら、ね、
けど性犯罪って、ちょっとキツイよね。

これって、原作者の実話に基づいてるみたいね。
ウィークエンダーで親父が犯した事件が出たって・・・。
あの当時のウィークエンダーって凄かったもん。
観てるだけなら笑って済ませる内容やったけど
そこに当事者がいたら、って考えると辛いね。

これさ、主演が森山未來君。
最初分からなかったなぁ。
森山君は上手いね!
こういう役もできるんだねぇ。

も、ね、この北町って男は
オネエチャンとやることしか考えてない!
ブサイク野郎のくせに古本屋の清純な女子大生
康子ちゃん(前田敦子)と隙あらば
やらせてもらおうなどと思ってたりする。

金も無く、学歴無く、ブサイクで、汚い部屋に住み
家賃も滞納、そのくせタバコばっかり吸い
酒癖悪く、友達もいない。
そのくせソープ通いは一人前!

こーんな男に惚れる女がいるもんかぁ!

おまけに北町は、性格も悪い。
ひねくれモノ。
日下部(高良健吾)と自分を比べて卑下したり
だけど彼、自分のことを"僕"って言うんだよね。
"俺"じゃなく"僕"って
そういうどーしようもない男を
森山君が上手にキモく演じてる。

努力もせず
ただ己の環境に振り回され人生諦めてる。

でも最後に
小説でも書こうとしてるあの後姿に
少しは光が射したような気がする。

でも、私は、こーゆー奴とは口もききたくない。


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