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風立ちぬ 劇場鑑賞

2013年07月27日 | (か行)の映画

←これがシベリア
これが劇中に出てきた時「うぅわ~食べたことあるわ~懐かしい!」って思った。
真ん中が羊羹で、それをカステラで挟んだお菓子なんだけど。
私の子どもの頃にパン屋さんで売ってた。
今でもあるのかなぁ~久しぶりに食べたくなった。

で、久しぶりの劇場鑑賞となった本作。
中1の娘がジブリファンで、彼女にせがまれ同行。

これ、巷の評価は良さ気ですが・・・。
私の自己満足度としては、5点満点で3点
といったところ。

まず、懸念してた庵野さんの二郎の声が
やっぱりダメでした、最後まで私には。
庵野さんを主人公の二郎にと強くプッシュした宮崎監督の思惑も分からなくもないのだけれど。
あくまで素人で、あくまで秀才は声が少し高いってとことかのこだわり・・・。
でもね、あまりにも周囲との温度差あり過ぎててね。

菜穂子役の瀧本美織は、思った通りに正解!!
彼女、CM観てても声が良い。
だからこういう声優やれば絶対イイって思ってたし。

それだけに庵野さんには馴染めず、二郎と菜穂子のラブシーンに至っては
あぁ~想像だにしたくないと思ってしまうほど興ざめ。
それが本作、ジブリにしてはやけにチュッチュチュッチュあったよね。
おまけに二郎と菜穂子の初夜まで!
「来てぇ。」ってアレね。
こんなんジブリでありなん?って思ってしまった。

ま、だから声がね、そういうのもあって余計に庵野さんのあの声とセリフ回しが・・・。
二郎の友人・本庄役してた西島秀俊ではダメだったのかなぁ。
やっぱさ、風間さんといい、西村雅彦といい、國村隼しかり、
役者さんは巧い!
野村萬斎となると、ちょい違ってくるけど。


半分までは良かったんだけど。
二郎の幼少期と飛行機への憧れと
でも視力が悪いからパイロットをあきらめて設計士になろうと
決意する時になんてったかなぁイタリアの設計士が出てきて
その後も、二郎の夢に度々登場しては彼を導いてくれるのよね。

大いなる希望と夢を抱えて成長する二郎。

そしてあの圧巻の関東大震災シーン。
まだ幼い菜穂子との出会いがあの時にあって。

やがて設計士になった二郎。
ドイツへ行っていかに日本の技術が遅れているのかを実感させられる。

と、まぁ、ここまでは良かったのだけど
避暑地での菜穂子との再会。
あれって二郎はなんであそこに行ってたんだろ?

で、再会した二人が急速に惹かれあって
でも菜穂子には結核という病が蝕んでいて。
それを二郎は受け入れたうえで
二人は結婚し、上司の黒川宅の離れで新婚生活を送ることになり。

あれ?あんなに情熱かけて設計した飛行機が
戦争の兵器として使われてしまったという
二郎の中の葛藤とか無念とか怒りとか嘆きとか・・・って
どこへ?
そこんとこもっと描かれててもよかったんじゃ。
あまりにもサラッと通り過ぎてしまった感じが。

この作品の印象っていうと「シベリア」って
数年後に思うだなぁ、きっと。


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