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苗字

2013年02月13日 | 日記

苗字制定記念日

1875(明治8)年のこの日、明治政府が「平民苗字必称義務令」という太政官布告を出し、すべての国民に姓を名乗ることを義務附けた。

江戸時代、苗字を使っていたのは貴族と武士だけだったが、1870(明治3)年9月19日に出された「平民苗字許可令」により、平民も苗字を持つことが許された。
しかし、当時国民は明治新政府を信用しておらず、苗字を附けたらそれだけ税金を課せられるのではないかと警戒し、なかなか苗字を名乗ろうとしなかった。
そこで明治政府は、1874(明治7)年の佐賀の乱を力で鎮圧するなど強権政府であることを誇示した上で、この年苗字の義務化を断行した。


今から130年ほど前までは平民には苗字が無かったわけやね。

結婚して今の名前はごく普通にありふれた名字ですが
旧姓は、非常に珍しい名字でして。

漢字の読み方はそのまま読めばいいという名字だったにもかかわらず
時々、「これは何とお読みするんですか?」
などと言われることも。
時には失笑されることもあったりして。
銀行や病院などで名字を読まれることがとてもイヤでした。

小学校の頃は、その名前で男子にからかわれたりするし
学生の頃はずっと、名字の上の漢字に"ちゃん"を付けたニックネームでした。

なので、結婚するなら
ごくごくありふれた名字の人がいいと
ずーっと思っていまして。

人に名前を聞かれても
スッと言えるような、そんな名字になりたいと。

念願叶って、今、そうです。

私には弟が一人おりまして
嫁に来た義理の妹は
私が逃れた"その名前"になったわけで。

ある時、義理妹に訊いたことありました。
「〇〇ちゃん、その名前、嫌じゃない?」と。
義理妹の返事は「いや~、別に。」でした。

良くも悪くも
珍しい名字だと人に覚えてもらい易いという
特典がありました。
インパクトある名字だからでしょう。

一度だけ
同じ名字の殺人犯がニュースで流れた時は
親戚ではないかと怯えましたけども。

たかが名字、されど名字。
私はオンナで名字を替えられて良かったと思うのでした。


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