老いの備忘録です。

老いの日々を適当に綴っていきます。

ちっちゃな虫たちです 

2024年04月27日 | ペットたち




この頃の日本人は虫嫌いが増えたという

これは都市化が進み
自然に触れる機会が減り
虫に対する
理解も知識も乏しくなったのが原因という

ハエや蚊など
小っちゃな生き物が部屋に入れば大騒ぎをする

まして遥か古代からいる
ゴキブリなどがウロチョロしていたら
新聞紙を丸め
追い回し殺りくの嵐になる


懸命に生きている
ちっこい生き物を
毛嫌いする
差別言葉なるものが昔からある


虫が好かない奴とか
むしずが走るお前さんとか
虫けらな奴とか
俺様はただいま虫の居所が悪いなどなど

差別発言は枚挙にいとまがないのです


家庭菜園で
作業をしていると数々の生き物に遭遇します

彼ら虫たちは
様々な過酷な環境を生き延びるために
役に立つ
個性の多様性を獲得し生存しているのです


この様な言葉もあります

虫取り虫の屈するは、その伸びんがためなり。

生きとし生けるものの
生命力は
我々人間以上に
素晴らしいものかも知れませぬ――‐(;゚Д゚)






 ” 誰がために 生きゆくらむと
     つぶやきつつ
       独りの朝の ながく流れて ”



女友達です 

2024年03月26日 | ペットたち




今は疎遠になっている
小学校時代からの女友達です

生まれた時から病弱で
三歳まで
生きられないと医者に言われていた

当時は病名も治療方法も
あいまいで
医者任せでした

その後は複数の手術に耐え長らえていた


昔は一緒に歩いていても
下半身が弱く難儀している様子でした

青春時代は今を生きられる 
希望だけで 
感謝し過ごしていた彼女です
  
その後に久しぶりに会ったら
皆さんに助けられながら
今を精一杯生きている
それだけで幸せですと語っていた


彼女とはその後の連絡が途絶えていた

久し振りに電話したら
ただ今の電話番号は使われていません
おかけ直してください
とのアナウンスでした

知人に安否を聞いたところ
天涯孤独になり
介護施設に入所しているという

この世の
諸行無常の哀れさをしみじみと感じました






 ” 在りし君 涼みし路地の
     石の座よ
       夕べ親しも 風のとほろて ”



彼岸です

2024年03月20日 | ペットたち




彼岸と此岸

黄泉の国の彼岸と
いま生きている此岸が
ささやかな巡り合わせで交差する

死者と生者の違いは分かるが
こうして生きていることは
まやかしかも知れないと思う時がある

ふと死が永遠の命かもと考えてしまう

念仏を唱え
悩みと迷いの世から
悟りの国には
まだ渡りたくないと

愚かな煩悩が
それを邪魔している――‐(・・;)






 ” 右肩の 下がる歩行を
     指摘され
       素直に認む 「もういいのです」 ”





障害のある子

2024年02月07日 | ペットたち



私の友人の娘さんのことです

彼女は14歳になる肢体不自由者です

女性としての
最低限の
誇りと尊厳を踏みにじられた事件です


特別支援学校に通うほど重度でなく
健常者と一緒に
授業を受けていた
でも動きが??ぎこちなかったです

担任の教師の彼女に対する態度は
コケにする様に見下し鼻で笑っていた

それらの影響で男子生徒たちも
弱い人間を
卑下する態度に抵抗感が全くなく

彼女のスカートをめくり上げ
下着を
スマートフォンで
撮影したバカな男子生徒がいた


恥辱を浴びせられ
床に伏せスカートを手で押さえ
ありったけの声を出し泣き叫んだ彼女でした

見ている女子生徒たちは
係わりたくないという態度でした


人としての尊厳を踏みにじられる
悲しさから
自分の部屋で
彼女は彫刻刀で自分を傷つけようとした

でも手に力が入らない


☆ この身体のおかげで死ねない
☆ ということは
☆ 情けないが
☆ これは生きろと言うことかも知れない
☆ それでもしみじみと
☆ 不自由な手を恨んでしまった


異変を感じとった
母親が
娘を抱きしめ泣いて謝ったという


このことを
相談を受けた私に何が出来るのだろうか






 ” 定まりて 夜半の目覚めに
     汗するを
       誰に言はんか 過去責むる夢 ”

ペットの可愛いさ

2024年01月22日 | ペットたち



ペットを飼うということは
その命の一生に
責任を持つということは当たり前のことです

わが家の猫たち
母猫は20歳になり
その子たちは19歳になる
歯の欠けた猫たちです

飼い主にとって
10年生きたら10年分の
20年生きたら20年分の
可愛さがある

身体の衰えが目立つが
それでも一生懸命生きてゐる姿に
今日も一目惚れしてしまうのです

人も動物も
若さが消えてから愛しさが深くなる
そんな気がします

昼下がりに
猫と共に昼寝する
老妻の姿はイマイチなり (-_-;)





 ” 迷信と 笑い捨てしが
     こよひ吾
       独りとなりて 暦を開く ”

見えないものが見える

2023年12月03日 | ペットたち



人は肉体的に
あるいは
精神的に、苦しんで死んでゆくという

このことは避けられない事実です

でもその時を
静かに穏やかに
苦しまずに逝きたいと誰でも願っている

別れが来ることを自覚した人は
黄泉の国に旅立つ備えとして

この世から
少しずつ自分を切り離し
孤独になる
一気にすべてを失うのは辛すぎるからです

仕事を忘れ、友人を忘れ
ついには
家族までも忘れてしまうのです


その昔のことです
息をするのも辛そうな母に
苦しいのと?
妹が訊ねたことがあった

母は遠くを見つめながら

おかあちゃんが見えるからと
静かに目を閉じた

もちろん母の母親の、おかあちゃんは
遠い昔に亡くなっている
いにしえの人です

見えないものが見える不思議さが
いま起きていたのです

すでに亡くなっている大事な人が
母に見え
手を添えているのです


友人や家族に見守られながら
三途の川を渡る幸せと
昔から言われていたが

本当は違うと
私たち兄弟は実際に体験した母との別れです

それは 『 幸福な死 』 という

命の花を散らす旅立ちだったのです (-_-;)






 ” なすべき仕事 まだ一つあり
     そは安らえ
       死ぬことと のたまいし母 ”

死別は

2023年11月20日 | ペットたち




死別は極めて個人的な出来事だが
ほとんどの人は
いずれ経験することです

気持ちの用意が
出来ていない時は大変な痛手を被ります


生まれてから
ずっと
愛着の対象であった存在から応答を永遠に失う

呼べば答えが出ない寂しさは
呼吸できない苦しさに似ているのです


親の看取りを経験して思ったこと

介護というのは

親が命懸けでしてくれる最後の子育てなんですね

それは全身全霊で教えてくれているのですよ


「 よう見ておきなさい
「 人が老いるということは
「 決して綺麗ごとばかりじゃないんだよ
「 あなたもいつかたどる道なんだよ


まるで魔法の言葉を発しているかのようだ 

 
私はあと何年生きられるか??

わからんーーー(-_-;)






 ” 何となく 豊かになりし
     心地あり
       ほしき書物を 手に入れし夜 ”

向田邦子さん

2023年09月09日 | ペットたち



向田邦子さんの作品で
阿修羅のごとくというテレビドラマがあった

母が好きで一緒に観ていた記憶がある

向田さんが51歳の時です

飛行機事故で
亡くなる前に貴重な対談をテレビで見た


この人、向田さんの生きる上での
姿勢が面白く
人生の生き行くコツを語っていた

それは
どんな不幸な出来事でも
楽しんじゃう姿勢で暮らすことと言っていた

思わず、えっと目が点になってしまった

おかげ様で
この先の対談はきれいさっぱり忘れました

50年も前のことですが
なにごとも楽しんじゃう、という言葉だけは
今でも
事があるたびに思い出します


すい臓がん見つかり
余命宣告された時は自分が好きなことだけをする

嫌いな奴や苦になることは避けて通る

意味もなく全てが
地獄に落ちろ落ちろと念じているかも知れないです


私の残された人生の楽しみ方の一つです

嫌いな奴が落ちぶれる姿を見ることです

その際は
落ち武者刈りを実行するのが夢になっている


向田さんの生き方に賛同しながらも

いまだこの年になっても悟りには無縁の生き方です

www (;´Д`)






 ” 母の日です
    「 新茶はいかが お亡母さま 」
             妻が語りし 仏壇に ”

家族とは

2023年07月26日 | ペットたち



経済的理由や
家族という価値観の違いで
結婚のハードルが高くなっている

そのためか
誰かが決めた適齢期という
身分を過ぎた独身貴族の紳士淑女が極めて多いです

ちまたでは
昔からこうでなければと言う結婚の価値観がある

これらのことは否定はしないが
特定の形だけが家族とされることで
排除される人がいるのは否定はできないハズです


家族の価値として
子供を産むことは子孫繫栄の大事なことです

でもそれだけでは
家族の価値を声高に叫ぶことはできません


家族の形、支え合う形は色々あります

産んでいない子を育てる関係や
同性であっても、友人同士の関係でも
またシングルマザー同志が助け合う共同生活でも

特別な支え合いの関係は
家族愛と同じ生き方です


強がり言っても人は独りでは生きて行けないハズだ

ひざっこを抱いて
ひとり寝の子守歌では寂しいものです

もったいない――‐(;゚Д゚)





 ” 灯を慕い 寄り来し虫も
     ひそまれる
       寂しさの中 独りの床敷 ”



陰暦の7月は文月です

2023年07月20日 | ペットたち



7月は手紙の日、文月です

大昔の青春真っ盛りの頃です

思いがけない事があったり
何もないのが淋しくて
友人に手紙を書いていた頃があった

60年近く前のこそばゆい思い出です

感情を伝える手段として
手紙を気持ちを込めて書いた

郵便ポストに手紙を差し込む際には
いつでも
すべてを
相手に委ねるような感じで緊張していた

愛の告白も書いたし
恨みつらみも書いていた

その様な気持ちを
送った思い出が懐かしくよみがえる文月です
 
いまじゃ~
終活の一環として
全てを消し去ろうとしているこの頃です





 ” まどろみの ような死であり
     死のような
       まどろみなのか まだ知らぬ日は ”

石垣の石たちです

2018年06月21日 | ペットたち



石垣の石は
大きさも形もバラバラで
少しずつずれて積まれている

しかし
一つだって欠けていい石はないです

不格好だったり
歪んでいたり
取るに足りない様でいて

まとまれば
美しく其の存材を際立てています


一つの時代とは
人間が成す石垣だと思えてきます。。。


我が子を殺す親もいれば
親を殺す子もいる

振り込み詐欺に遭う人もいれば
通りすがりに
事件に巻き込まれる人もいる

仕事として
警察官もそこに積まれている石垣です

面白おかしく
報道するマスコミも石垣です

茶の間でくつろぎ観ている人も
沢山積まれている石垣たちの国民です


だから
其れがどうしたと言われてもね
www 


熊本城の櫓が雨の影響で地盤が緩み
石垣共々崩れ落ちた

震災の後遺症と
梅雨の長雨のダブルパンチらしいですね


強固に積まれた石垣も崩れ去り

人間社会の絆という

石垣も崩れ去るこの頃です。。。

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” 写真一つ 残さぬ父を
   偲ばむに
    老い来し我の 記憶うすれぬ ”

※ 好き嫌い無し❢❢

2018年06月18日 | ペットたち



なんでも食べる
出されたものは全て食べます

好き嫌いが無い私です

嫌いな食い物はないが
困ったことに
絶対これが食いたいという
好きなものが見当たらないから困る

こだわりが無いので
ある意味
殺風景な食事風景ですよ

おまけに
塩と砂糖の味付けを間違っていても
上手いと思って食っています

実はこれって
味覚音痴と言うらしいですね

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あえて嫌いなものを言うなら
男が嫌いです

特に個性が強く命令口調の男は
殺したくなるほど嫌いです

その反動で??
女性は全て好きになっている

特に後ろ姿にその魅力を感じるので
若干の幅はあるが
おおむね年代は問いませぬ---❢❢


鳩さんに関しては好き嫌いがあったが
この頃はこだわりを捨てています

今年生まれた鳩さんも
来年の今頃はほとんどが消えて居ます

2年後には全ての鳩さんが消える運命です

鳩の寿命は20年近くあると云うのに

鳩レースに参加させていると
たった1年か2年の短命で終わります


ですから
過保護と言われるほど可愛がっています

でも・・・
消えて居なくなるのが分かっているので

鳩に感情移入は絶対しません

落ち込む私を

私が嫌いですから。。。




” 腰の痛み流感と つぎつぎと
   おそひ来て
    生活の重み 我にのしかかる ”

※慈しみ??

2018年06月17日 | ペットたち



生きとし生けるものへの慈しみ。。。

何となくホッとする言葉だ

人間が
すべての生き物の頂点に君臨していると
錯覚するから間違いを起こす

人間の身勝手な放漫で
生を支配することは出来ないはずだ

それぞれの生き物が
それぞれ特徴ある生き方をしている

他の生き物と係わりながら
上手に懸命に生きています

人間もその仲間です

自然界は共存共栄の世界のはずです

人間が絡めば適者生存になってしまう

もっと賢い生き方を求めれば
熊でもイノシシでも猿でも
人間には迷惑を掛けないはずです


メスの種鳩小屋に
若いオス鳩1羽が紛れ込んでいた

気づいたときには、時すでに遅し
1羽の雛鳩が孵化していた

メス鳩は一日一回の粗食です
このままでは管理の手間がかかります


我が家は
適者生存で皆さん共々暮らしています

世の中は
建前と本音が整合性なく
交錯しているのが当たり前です

慈悲の哀れみが消えそうなこの頃だ

面倒くさい奴が現れました。。。

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” いましめて 子のほほ打てば
   その肌の
    ぬくもり残る わが手かなしも ”

※ 家庭菜園です

2018年06月16日 | ペットたち








ネギの土寄せと里芋の土寄せです
腰が痛いので
女房殿任せです



トウモロコシはまだまだですが
台風6号の進路が心配です
直撃を受けて倒れなければいいが





ブロッコリーの収穫がそろそろです
今年は殺虫剤の散布をしないので
青虫の楽園です



ナス苗の成長がイマイチです
なんでかな~~??



芋苗も植えました
12本の紅あずまです
線虫の予防薬は使わないです
果たして??



スイカの苗は6本植えました
小玉スイカです
すべてが育てば菜園でスイカ割りできます



今年のジャガイモは出来が良いです
浅植えで栽培したので
茎葉は刈り取り土寄せしました
天気の良い日に収穫します
男爵、メークイン
そして、インカのめざめは抜群です







実生で芽が出たトマトさんです
ほっといていたので群生しています
果たして
食べられる実が出来ますか



通販でカーナビを買いました
軽トラ用です
ドライブレコーダーも付いています
これで
方向音痴も解消されますね



” 『 子は三界の首っかせ 』 歩み寄り
     またも離るる
       危うさに 支えし子 ” 

※ 貧しさの中の文化です

2018年06月15日 | ペットたち



人は勝利より
敗北によって学ぶことが多いです

それは
豊かさの文化よりも
貧しさの文化のなかに
楽しみが眠っているのと同じです

古いものを捨てて
新しいものに飛びつくのもいいが

私は
自身の生活哲学に合わせた文化が好きです

それを家族にように
身近に置く貧しさの文化ですょ

それが、より一層に心を豊かにする

私は静かな貧しさを愛しているからです


来年の
種鳩候補の作出はほぼ計画通りできた

種鳩の世代交代が一応進んだ形になっている


ここまではよい

でも・・・

貧しさの文化のなかに楽しみがある
と、頑固なまでの生活哲学がある


世代交代が進めば
古い種鳩は除外するしかないです

それは古い文化を
貧しさの文化を捨てるようなものです

北朝鮮の非核化費用のツケを
日本と韓国で
負担する様なものと同じです
www???


理解に苦しむような話ですが
悩んでいます

www 




” わが見る 黄の葉
   はらはらと降りてやまぬ
    貧しくままに あすも生きゆく ”