ユリが店に戻ってきたのは店のブログからである。
戻ってきてくれて嬉しい反面、風俗嬢として戻ってきてるのだから知らない誰かと体を重ねることになるから諸手を挙げられない。
オレは直ぐさま店に予約をいれた。
11月。
今月より仕事が忙しくなり、昼間は身動きがとれなくなる。
当然夜は家に帰るからユリと逢う事なんかできない。
逢える時は何が何でも逢っておく。
金にケチることなんか不要。
後一ヶ月でユリは故郷に完全に帰ってしまい、無理に逢う事すら叶わないようになる。
11月の間、週二で店に通った。
スタッフにも顔を覚えられた。
何度も来て同じ嬢ばかり指名するし、来店時間も毎回同じだからな。
毎回逢えるのは最後と思い、その都度ユリに届かぬ想いを伝えた。
時期が早いが12月はユリの誕生日。
その日までに帰ってしまうから早めのささやかな誕生日会として、ケーキとシャンパン持参で店に行ったり。
「嬉しい!ありがとう!」
その言葉が返ってくるのが嬉しかった。
しかし退店後は虚しくなるだけだった。
狂ってる。
何もかもオレの思考はイカレてしまってる。
家に帰ればオレのこんな行動を知らない妻がいつもと変わらない笑顔で待ってくれているのに。
戻ってきてくれて嬉しい反面、風俗嬢として戻ってきてるのだから知らない誰かと体を重ねることになるから諸手を挙げられない。
オレは直ぐさま店に予約をいれた。
11月。
今月より仕事が忙しくなり、昼間は身動きがとれなくなる。
当然夜は家に帰るからユリと逢う事なんかできない。
逢える時は何が何でも逢っておく。
金にケチることなんか不要。
後一ヶ月でユリは故郷に完全に帰ってしまい、無理に逢う事すら叶わないようになる。
11月の間、週二で店に通った。
スタッフにも顔を覚えられた。
何度も来て同じ嬢ばかり指名するし、来店時間も毎回同じだからな。
毎回逢えるのは最後と思い、その都度ユリに届かぬ想いを伝えた。
時期が早いが12月はユリの誕生日。
その日までに帰ってしまうから早めのささやかな誕生日会として、ケーキとシャンパン持参で店に行ったり。
「嬉しい!ありがとう!」
その言葉が返ってくるのが嬉しかった。
しかし退店後は虚しくなるだけだった。
狂ってる。
何もかもオレの思考はイカレてしまってる。
家に帰ればオレのこんな行動を知らない妻がいつもと変わらない笑顔で待ってくれているのに。