建築士の裏側

建築士の違法行為等についての注意喚起を記し、特に違法な代願が減っていくことを願います。

代願『設計』での勘所~木造 伏図、軸組図~

2024-03-14 15:13:01 | 日記

施工者から代願を引き受けた場合、木構造の図面(伏図、軸組図等)プレカット会社か大工が作成して設計者は全く見ない場合が多いですよね!?

作成は任せたとしても最低限、仕様規定に係るところは設計者が確認しないと違法になり、問題があった場合は代願設計者の責任になります。

確認申請書には『設計者』として記名してありますから、自ら作成するかチェックし、建築士として記名して保存する義務があります。

プレカット図や大工作成の図面で、仕様規定上、当方は代願であっても以下を確認します。

柱の小径・細長比。特に2階建ての1階で10尺より長い柱を使った場合はNGになる可能性が高くなる。

火打ちの配置(剛床の場合は省略可)は適切か。

・土台、大引き、柱、筋交いの樹種防腐防蟻処理

筋交いの位置。間違っていると柱頭柱脚金物の修正が必要になる。基礎が完成してから気づくと、HD金物が予定外の箇所に必要になり対処不能になることも。

横架材(土台、梁)の継手位置。筋交いや合板耐力壁のある柱間にないか?

 



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