代願だけど、施主から追加料金を貰って監理プラス業務している物件。
普段の代願工事監理では外壁部分は防水紙が下から上に貼ってあるかくらいしか見ないけど、今回は配管などの貫通部も確認。
換気扇や給排気口の貫通処理は確認。
ガス工事は施主から別途に大手のガス会社へ依頼。
キッチンへのガス管は壁から引き込むということで、まだ未施工なので外壁を張る前にやらないと防水紙の貫通処理ができないので、施主へ確認。
そうしたら、外壁を張った後で工事の最後の方にやる予定だとか。
それじゃダメですよと、ガス会社へ指摘。リフォーム工事も請け負っている会社なので建築工事の基本は知っていると思うのだが、わからない様子。
木造の防水の基本もわからずにガスの配管工事やリフォーム工事をやったら駄目でしょう。しかも株式上場大手なのに。
防水紙の貫通処理をしないと、ガス管の貫通部、サッシや軒天、外壁継ぎ目、その他の箇所から入った雨が侵入して、雨漏りやカビ、腐りの原因となります。
建物が完成いてすぐには問題ないと思うけど、何年かした後に問題となる可能性は高いと思います。
私は代願で確認申請書に工事監理者として名義を使用する場合、重要事項説明書には、建築基準法の最低限の工事監理までは行うが、詳細な監理を希望する場合は、施主と別途契約と歌っているけど、代願では重要事項説明をしない場合が多いと思われるので、その方たちは責任をどう考えているのだろうか。
確認申請書に工事監理者と記載した以上、責任が生じるでしょう。
外壁防水の場合は、防水紙が貼ってあるかが基準法最低限の工事監理、別途費用により、貫通部やその他の箇所も確認します。
代願の二階建て以下の木造住宅の工事監理は面積により10~20万円(税抜)で、配置、基礎配筋、軸組、防火関係、その他法令事項(手摺、換気扇等)を現場確認しているけど、令和6年の設計関係の国土交通省の報酬単価は、一番下の技術員が¥33,600(税抜)、技師(C)が¥38,400(税抜)。
二級建築士相当は、技師(C)に相当すると思うので、経費も考えると私の報酬は安いですよね。。。