面白い雑学とうんちくの知識辞典

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≪夏目漱石≫弟子が語る夏目漱石

2020-07-02 18:43:47 | 日記
夏目漱石は途方もなく知人を肝心にしていた人で在り、人から慕われていた人物でも有った。
正岡子規と仲が良かった事は超有名である。

また、漱石の人柄、その教養を慕い、若者が集まっていたと云う。
門下の生徒で、1番古いと云われていた寺田寅彦氏も、漱石の事を「夏目漱石先生の追憶」の中で以下のように語ってる。

夏目先生は、江戸っ子らしく、途方もなくお洒落な方だった。
殊更に服装にはこだわりと、好みがあって、出掛ける際は、途方もなくキッチリとした服装をしていた。
また、弟子に、服を新しく買いたいので観てくれと云う事も有った。
自身は、服装では、先生からは落第点だと云われていた。
下着が袖口からはみ出していたのであるが、それを夏目先生に笑われていた。

こういった具合に、寺田氏が云ってるように、時には弟子を笑う漱石であるが、彼にとって門下の生徒たちは、自身の子供のようなものだった。
若い人達には、常に慈父の心をもって接触していた。
また、彼の寛容さは広く認識されていた為、若い人が集まり慕われる事も当然と云えばそうだろう。
であるが、一歩、社会にでるやいなや、打算や敵意に対しては途方もなく敏感だったと云う。
それは、漱石の作品にもでている事だろう。

また、漱石は、科学に対して途方もなく興味をもっていたようである。
そして、弟子が科学の話をすると、喜んでいたと云う事である。
文学を科学的に調査する方法、このような大きなテーマが夏目漱石の頭にはあったのだろうと弟子は語った。
これは、文学の枠だけには収まらない漱石の偉大さが把握できるエピソードである。




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