在庫真空管の良否を確認のため、簡単なラジオを作りました。
回路構成は2球で、グリッド検波 → 低周波増幅 → クリスタルイヤホンです。
サブミニチュア管(電池管)のラジオ
5678(1.25V 50mA)で検波 → 5676(1.25V 120mA)低周波増幅 → クリスタルイヤホン
実測値
フィラメント電圧 1.36V フィラメント電流 170mA
+B電圧 24.5V +B電流 0.11mA
ミニチュア管(電池管)のラジオ
1AJ4(1.4V 25mA)で検波 → 1AJ4(1.4V 25mA)低周波増幅 → クリスタルイヤホン
実測値
フィラメント電圧 1.36V フィラメント電流 46mA
+B電圧 24.5V +B電流 0.14mA
二種類の電池管ラジオを作りフィラメント電圧を下げたせいか、フィラメントの明かりが確認できなかった。
真空管の発熱はほとんどなく、+B電圧が低くトランジスタ用のコンデンサが使え、再度作ってみたくなりました。
ミニチュア管のラジオ
テレビ用の真空管が数種類(3CB6 3DK6 3BZ6) あり良否を確認しました。
3CB6(3.15V 0.6A)で検波揮→3CB6(3.15V 0.6A)で低周波増幅→クリスタルイヤホン
実測値
+B電圧 249V +B電流 1.5~2.0mA
三種類のうち、一番大きな音量でした。
真空管の種類を変えてみましたが、音が鳴る程度のラジオのためか大差ありませんでした。
三種類のラジオを作り目的であった真空管の良否は確認できましたが、実用的なラジオは、過大な入力に対しても音が歪まない、音量調節の追加、低周波増幅段でのハイカットなどの対策が必要と思いました。
今回使用したクリスタルイヤホンは古い物で特性は落ちていると思います。
セラミックイヤホン使ってみましたが、低周波増幅段でのハイカットなどの対策をしていないので、評価は次回にしたいと思います。
左から 5676 5678 1AJ4 3CB6 807(大きさ比較のため)
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