昭和48年からの映画化。初代作品は、山田監督がまだ若い事もありますが、かなり荒削りで、猪突猛進型。今での感覚とは合わない男尊女卑的な台詞もありますが、昭和懐かしい世代にはワクワクする風景や人物描出がたまらない。
2作目のマドンナは佐藤オリエ。庶民性のある知的な美人です。
寅さんの恩師、マドンナの父役は、なんと黄門様の東野英次郎ではありませんか!
ちっこいおじいちゃんなのに、すごく大きな存在感と安定感。
2作目では、さくらと博の息子、満男が生まれています。早いですね【笑】1作目公開からたった3ヶ月で、一年後を描いています。
いかに待ち望まれた末の公開かと想像できるけど。
寅さんは、8歳の時に生き別れた生みの母を訪ねて京都へ。連れ込みホテルのオーナーとなっていた母と再会しますが、30年の空白から素直になれず、互いに罵り合う結果となり落ち込みます。
上品な風見章子を母と勘違いし、その後、横柄な態度のミヤコ蝶々と知った時の落胆ぶりときたら。ほんと喜劇。
でも、なんか切ない。本当は手を取り合って喜びたいはずなのに、親子って離れて暮らせば他人なんだね。まあ、最後にはちょくちょく会うような関係になっていたようでハッピーでしたが。
再放送嬉しいな。毎週土曜の寅さんシリーズを心待ちにしながら、日々頑張って行こうと思います。
やっぱ寅さんは、
心安らぐアットホームな作品ですね。
※先日、柴又へ行き、寅さん記念館にも寄ってきました。