一気呵成

いろんなお話

続 インド料理の話 1

2009-01-31 13:57:06 | お話

このブログを書き始めでインド料理屋でひどい目にあった話を書いた。

ぶっちゃけなくともトラウマである。

インド人に脅え

獣の匂いを放つカレーを無理やり食べ。

そして狂ったように下す


そんなわけでインド料理にはちょいと神経質になってしまった私なのだが、嫁が実家
に帰ってグダグダしている時に友人達と酒を飲んだ。

その席で私が「地元にあるちょっと気になる飲食店にみんなで行ってみよう!!」
と人恋しさも手伝ったのか一人で盛り上がるだけ盛り上がり

引っ込みが付かなくなった為に急遽、明日に実行することになった。

今、思えば計画性も全く無い酔っ払いの戯言だ。すまんみんな・・・


酒を飲んだ次の日なので正直、友人達のテンションは微妙

意気揚々と出発したが、発起人である私の空元気だけがグルグルしただけで、当てにしていた気になるお店はほぼ拍子抜けするほど普通のお店。

新しい収穫も無いまま時間だけが過ぎた。


そこで友人が一言

「加藤君、インド料理にリベンジしたら?(笑)」と余計なことを言う


行きたくないと言えば場はしらける。内心気乗りはしなかったが「おおよ!!かかってこい」なんて間抜けなプロレスラーみたいにオーバーリアクションでインド料理征伐に出陣

芸人か俺は・・・

とにもかくにも一行はインド料理屋へ


白髪の話

2009-01-29 21:20:20 | 独り言

幸いなことに私の頭はおでこが広いだけで日々拡張の兆しも今のところ無い

白髪も見当たらない

だから健全と思っていた。

しかし

ある日、右の鼻がムズムズするので、

何気なく鼻毛を抜いた

お下品である。


抜いた毛を見て驚愕、白髪であった

 



髪に白髪があってもまだ許すのだが鼻からチロリと顔出す白髪は

さすがに格好が悪い

それから数時間もう鼻毛が気になって気になって

仕事中にも関わらず、ハサミで切ってみたり、鏡で覗いてみたりと必死になった。

軽く鼻血がでてきたので我に返りようやく白髪探しをやめた。


ついこないだ左の鼻がムズムズしたので

またもプチリとやったら

白髪がいた


どうやら私の老化は鼻からくるようだ.

歩んできた人生がそうさせるのか?なんとも微妙な歳の取り方だ・・・
 


平成ライダーの話

2009-01-28 23:26:48 | 独り言

今度やる仮面ライダーがすごい!!


10周年企画だからな!!


と会社の足掛け50歳のアニメ好きの先輩に教えられた。

ほとんどTVを見ない私、どこがどうすごいかと尋ねれば

「平成ライダーが色々でまくっちゃうんだぜ」と目を輝かせて言われた


 


・・・



 


 


 


 


それはすごい!!

最近は見ていなかったが二、三年前までは休日というのに早起きして観ていた。

いや

年甲斐も無くガン見していた。

特撮好きの友人に進められて初めて平成ライダー(アギトだっけかな)を見た時

幼少の頃に見ていた特撮番組とは別次元でストーリーやテーマが煮詰められていて、端的な勧善懲悪番組で進めていない所が私としてはとても新鮮だった。

そこからは、幼少の時分、ブラウン管の特撮ヒーローを見ては異常興奮していた私である、平成ライダーの虜になるのは必然的だったのかもしれない。

しかも主人公がかなりいい男なんです。昔の暑苦しい正義の塊みたいな主役とちがって。

だって世界のオダギリジョーさん(出世頭なんでしょうね)
要潤さん(主役じゃないか)
細川茂樹さん(いい男だなあ)
水島ヒロさん(たまにTVでみるから有名なんかな?)
・・・etc
と、現在活躍されてるかはTVを見ない私には不明ですがいい男が選り取り見取り

世のお母さんもそれが目当てで、実は見てるかも知れません。



まあね。好き嫌いの激しいジャンルですし、力説したところで「このとっちゃん坊やが!!」と吐き捨てられそうなのでここらにしときますが

はやくTVで見てみたいものです。


 




え?もうやってんの?3月からじゃないんだ・・・

幼少の頃の4月に新番組っていうTVルールはもはや通用しないんだね


寝言の話 2

2009-01-27 22:00:56 | 京谷さん

先日、登場していただいた京谷さんの寝言をあれこれ思い出すと色々ある。

落合の息子の名前なんだっけ?」と寝ながらにして尋ねられたり

俺の着てる服のロゴが重くて苦しい!!」とサイケデリックな事を叫んだりと

とにかく騒々しい。

しかしながら、お互い妻子ある身になってしまったので、彼の寝言を聞くほど遊ぶ機会がなかなか無いと思うと少々残念である。


人のことを面白おかしく書いている私もかなり寝言は激しく。

嫁が言うには「けしからん!!」と威張り散らしてたとか

運動会の司会してたよ等と

翌朝に半笑いで言われると

ほんと夢で何してんだろうと真剣に悩んでしまう。


そんな嫁も

内科お願いします。あとウサギください!!

と夜中に叫んでいたのを私は知っている。

全く持って人の寝言は意味不明だ


寝言の話

2009-01-26 15:10:12 | 京谷さん

私の友人に京谷さんと言う方がいる。

付き合いはずいぶんと長い。

先日、一緒に飯を食った時、彼にブログの事を話した。何気なく掲載の許可のお伺いを打診したところ快く了解してもらったので

ありがたく思い出話を書かせていただく。



京谷さんは若い時からよく寝ぼける。

あれは二十歳の頃だろうか、私の家に彼が仕事帰りに遊びに来た。

時間は午前0時頃だ。


彼は来るなり私のベットに許可無く潜り込みグーグー寝てしまった。

お疲れなのは分かるが、なかなか迷惑な話である。

しばらくするとムックリ起き上がり。


この町の地下には、謎の美女学園が存在している。

と真剣に私の目を見て諭すように語り掛ける。




はあ?


 


彼はまだ語る。

誰もたどり着けないその学園には保健室があり、そこの先生は特に美しい



まじで大丈夫か?



突然スペクタクルな発言の京谷さん
未知の怪電波でも浴びたかと本気で心配した瞬間。

あ!!俺寝てたね

と気恥ずかしそうに照れ笑い。



うーん。どうやら寝言だったらしい。

って言うか



 





おまえ!!どんな夢みてんだよ!!



そんなこんなで京谷さんとはバカバカしいほど青臭い夢を見ている時分からの親友です。

でも

俺もちょっと見たいな・・・その美女学園の夢さあ


河豚の話

2009-01-24 21:40:12 | 独り言

「河豚は食いたし命はおしし」なんてことわざもあるが
河豚の毒はマジでやばいらしい

小学生の時、「有毒生物の秘密」というマニアな本を死んだ爺さんに買ってもらい、幼少のころからヤバさを刷り込まれていた

そんな奇特な経験をもつ私がずいぶん前に友人の実家の漁船に乗せていただき、鯛釣りに連れて行ってもらった。

場所は秋田の日本海。私が住んでる宮城県は太平洋側
海が違えば気分も違う!!お誘いを受けた友人一同張り切って鯛釣りに参加した。

釣果としては私以外はぽこぽこと桜色の鯛を吊り上げていたのだが、自分は河豚ばっかり。

ググッっと大きく引いたなと思い意気揚々とリールを巻くが
そこには腹を膨らませて怒り狂った河豚がぶら下がってる。それの繰り返し

怒りたいのは俺のほうだよ

結局、私は鯛を釣ることができず終了

ガッデムである

その晩、船に乗せていただいた友人の実家で酒宴まで開いていただいた。感謝感激である。

でその食卓にいたのが河豚

河豚?

家主のおじさんは、河豚を指しながら

「加藤君が一生懸命釣った河豚だ。君だけ食ってもいいくらいだよ!!さ!!食べな!!」とぐい私の方に河豚を押し付ける。

いやーさすがに「河豚の調理師免許見せてください」ともいえないし

こんだけ御持て成しを受けているのに「河豚にはテトロドトキシンと言う毒があり・・・」等と場をしらけさせるうんちく発言もできず

意を決して「いただきます!!」と恐る恐る食べてみた。

旨かった

それを見た漁師のおじさんはうまいだろっと得意顔

粋な御もてなしの気持ちを疑った自分を恥じた・・・




で昨日その友人と飯を食べた時その話になり、資格の有無を尋ねたら



「資格は無いけど海の男だから有りじゃないの」と訳のわからん説明を受けた。

 

 

 


今更ではあるが

最近では本来無毒と思われたところにも毒を持つ河豚も増えたそうなので
河豚は専門の料理店で食べましょうね。

くわばらくわばら


船酔いの話

2009-01-20 21:52:53 | 独り言

それが肉体的なものか精神的なものかは別として

人間には長所と短所がある

そんでもっていきなりなのだが私は三半規管が異常に弱い。肉体的短所である。

言わば弱点だ。そうウイークポイント

幼い頃からブランコに乗ってはえづきまくり
大人になってもエレベーターから降りるとき一人でフワンフワンしてしまう

とにかく揺れるのが大の苦手だ。怒りすら覚えるくらい人体の免震構造が全くなっていない。

それでも成長するにつれてバスや電車といった乗り物はほぼ克服したが。

船だけは最悪だ・・・

遊覧船であろうが釣り船だろうが、波なんぞちょっとでも荒れようものなら酔う

瞬時に酔う。もはや技でありスキルだ

マッハ酔い!!

とか

ギャラクティカ船酔い!!

とかジャンプに出てくる漫画の技のようにだ。

船酔いの一番辛い所は、帰りたくても海の上というところだろう

もう吐き気をこらえて寝るしかない・・・

釣りだろうがレジャーだろうが台無しである。


会社の釣り大会に参加していた頃は、酔わなければそこそこ上位に食い込めるのだが、酔えばもうダメ。

釣り上げられた深海魚の様に、胃袋まで出てくるかと思う吐きっぷりを披露してしまう。

会社の人たちもそれを知ってか、いたずら半分に酒やら食い物を無理やり進めてくる。

まったくもってひどい会社だ

ずいぶん前だがその姦計にまんまと騙され、結局リバース・・・

慌てていた為、そのままメガネが海にぽちゃんと落ちたときは

もう船はいいや・・・と思ってしまった。


やはり慣れなのだろうか?生まれ持っての物だろうか?

船に乗る機会がめっきりへった私には棚上げされっぱなしの疑問だ


釣りの話

2009-01-18 09:03:06 | 独り言

娘が生まれる前までは相当な釣り好きだった

今頃の季節でも、風と天気が許すなら夜釣りに出かけていた。

鼻水を凍らせながらも竿を持っていった


釣りバカだった。


釣った魚は必ず食べる。

キャッチ アンド ストマック!!

作家の夢枕獏さんがエッセイで書いていた言葉を胸に刻み

とにかく釣りに行った



しかし生まれた娘が極度の魚アレルギー

掛かりつけの医者が言うには父親である私の釣ってきた魚が原因だと言う・・・

近海で汚染された魚を嫁が摂取したため子供がアレルギー体質になったと・・・

すごく腹がたった

すごく悲しかった

その医者には魚を食べることだけでなく、家の中に一切の魚製品を持ち込まないようにと厳しく言いつけられた

ここまで言われれば怒る気もしない


やってやろうじゃない・・・


その時から釣りを辞めた。


子供もある程度大きくなってきたので、お忍びで復帰をもくろんでいるが

まあ家族と相談してからかな・・・


大根ピラフの話

2009-01-17 21:29:21 | 独り言
こないだ作った大根飯が好評だった。家族の受けも上々

豚もおだてれば木に登るらしいが
自分もぐんぐんと登ったらしい

大根飯の応用品としてピラフにしてみた。

白米とみじん切りにし、塩にさらした大根を電気釜に入れたところに

シメジ、タマネギ、ピーマン、豚肉を炒めたものを投入
水加減はやや少なめでスイッチオン
本来なら海老やら貝やら入れたいところだが娘がアレルギーの為
加藤家ではNG まあしょうがない

出来たのがこれ


全体的に白っぽいので見た目は悪い

早速我が家の毒見役二名に食べさせたところ
大根飯より評判が良い

いままで炊き込みご飯の類は娘のアレルギーの為にダシが滲みず
いまいち料理だったが、大根パワーで解決
ありがとう大根

オヤジのダイエットからピラフが生まれるというのも変な話だが
おいしかったから良しとしましょう。


でもよく噛もうね

国語の話

2009-01-16 22:29:31 | 独り言

高校時代の最後の国語の授業というのがすごく記憶に残ってる

時期は、そう今頃。大学受験シーズン真っ只中

その時期の授業は、国語に限った話ではなかったが
教科書を読んで正規の授業ではなく、
受験を受けるべく生徒に考慮して授業全般に自習が多かった。

そして、その日も自習

国語の担当の教師と言うのが、こういっては申し訳ないのだが、ドラマに出てくる「うだつの上がらないサラリーマン」といった感じの男性教諭

声を荒げることも無く、取り分けて面白い事を言うわけでもない。
淡々とマイペースに授業をして、チャイムがなればそそくさと教室を後にする。

全く持って記憶に残るはずも無い先生だった。

授業終了5分前、自習をする生徒に突然「ちょっと聞いてもらいたいことがあります」
と先生が、一年通して初めて自主的な発言をする。

不思議そうにしている生徒に先生は

「ここにいる大半の人たちは今日で最後の国語の授業です。小中高と長い間、国語の授業に付き合ってくれてありがとう。最後の国語の教師としてお礼と告白を聞いてほしい」

告白?

なぜかどきどきした。ムーミン谷の住人のようなおっさんから告白って・・・

先生は続ける

「国語とは数学や物理のように明確な答えを持ってない科目です。試験で『よく作者の思ったことを簡潔にまとめよ』等と偉そうに今まで出題し、点数をつけて来ましたが、あんなもん作者が何考えてるかなんて解かる訳ないのです。だからこの場を借りて君達を受け持った国語教師に代わり謝らせてください。すまなかった。」

相手は十台の少年少女、そんな事で一方的に謝られれば、たじろいてしまうのも仕方が無い。

「だからと言う訳ではないのですが、もう本を読んで点数をつける人間は居ませんので、気が向いたら好きな本を好きなときに読んでください。以上です。」

そこでチャイムが鳴り、先生はいつもの様にそそくさと教室を出て行った。

知りたくも無い手品の種を無理やり教えられた気分だった。

国語教師としての懺悔をしたのか、はたまた国語への新しいアプローチを示したのか、真意は作者の気持ちと同じで先生にしか解らない

ただ私にとって、この告白は二十年以上たっても未だに忘れられない。