一気呵成

いろんなお話

虚航船団の話

2009-01-07 22:45:29 | 



本のソムリエに薦められた一品
虚航船団  出版 新潮文庫 著者 筒井康隆    



ソムリエに「とんでもない小説が読みたい!!」と馬鹿な小僧の様な事を言ったところ、間髪入れず薦められた一品

本当にとんでもなかった。概要は狂った文房具と鼬の戦争の話


はあ?

確かに?でしょう。でもこれがストーリーになってます。
大まかには、文房具達がどのように狂っているかの描写から始まり、鼬一族の歴史、鼬と文房具の凄惨な戦争の3部に分かれており。途中から著者が突然作中に登場したりとやりたい放題の内容

しかしながら、最後には一種哲学のように物語が昇華していくのは著者である筒井康隆氏に畏怖の念すら感じてしまいました。

とにかく賛否分かれる内容とソムリエは言っていましたが。そりゃそうだなと思う一冊

個人的にはすごく面白かったですが、私は人にお勧めできません。

恐るべしソムリエ・・・

本屋の友人の話

2009-01-06 21:28:12 | 

友人に助けられることは度々ある。
PCの不得手な私はトラブルがあれば、半べそかきながらその手のお仕事をしている友人に連絡をし適切に対処してもらい。
車の不具合があれば車屋さんの友人に相談する。

持つべきものは友達だ。嘘、偽りなく本当に感謝している。

自分の職業が建設業の末端メーカーと言う事もあってなかなかお役にはたてないので尚の事、申し訳なく感じてしまう。

その友人の中に本屋さんに勤めている方がいる。
高校時代の友人だ。
彼は私と同じで、高校時代のテストでは常に赤点に脅える落第ギリギリボーイズだったが、国語の成績は抜群にいい。
とにかく国語に関しては天才といっていいほどの男だった。
無論、私は国語だろうが数学だろうが選り好みせず赤点を取っていたので真のギリギリボーイズである。


全く持って情けない


そんな彼が紆余曲折を経て、現在本屋に勤めるのはある意味で運命的な物を感じてしまう。
そんな彼と数年前ではあるが偶然勤めている本屋で再開し、そこからは自分の読みたい本を相談してもらうアドバイザーになってもらってる。
本の虫との言葉があるが彼はそれ。ジャンル問わず多種多様な知識を惜しげもなく披露してくれる。

 

まさに本のソムリエ


彼には彼の悩みはあるのでしょうが、大好きな本に囲まれて物静かに働く所をみると天職というのはあるんだなと勝手に思い込んでしまいます。


B型の話

2009-01-04 18:43:31 | 

嫁が帰ってきた。正月からドタバタしっぱなし

ずいぶん家を空けていたので持ってきた荷物もかなり多い。年初めから掃除となった。

その荷物の中に「B型自分の説明書」なる本があった。どこに出しても恥ずかしくないB型の私を嫁がこれで予習していたらしい。

読んでみて納得。売れるわけだ

9割該当・・・

当たりすぎる。心配になるほど当たってる!!

今まで血液型の類は信じていなかった。
というより周りからは「やっぱりB型なんだね・・・」と吐き捨てられるように言われていた私だけに信じたくないといった所が本音だろうか。
しかし、この本を読んでしまった後はもう無条件降伏

今まで言い訳がましく「人間を4つの血液型で分けるのはナンセンス。もっと人って深いはずだぜ」と間違ったかっこつけを披露していた私が恥ずかしくなりました。

多少ショックを受けつつも身近なB型の実の妹に話をしたところ、妹も読んでいたらしく
めずらしく共通の話題で盛り上がる

さすが血族!!


妹の旦那はA型なので、予習したらと進めたところ


「他の血液型に興味ないよ。」

にべもなくバッサリと拒否

そうだよな他の血液型なんか興味ないよな。俺も興味ないな。



さすが血族!!


ということで他の血液型の事は全く分かりませんが。典型的なB型の私からみて非常に共感を持ってしまった一冊でした。

まだ読まれてない人も立ち読みからどですか?

けっこう凹みますよ