今日は横浜で仕事
今日の昼食
=付録= サンスポ
2020年 日本シリーズ第3戦 ソフトバンク(勝:ムーア) 4 - 0 巨人(負:サンチェス)
巨人、崖っぷち…土壇場九回2死にノーノー回避も日本シリーズ8連敗
巨人は零封負けで3連敗。六回にはベンチで坂本がタイミングを取るなど工夫を図ったが… (撮影・今野顕)
SMBC日本シリーズ第3戦(ソフトバンク4-0巨人、ソフトバンク3勝、24日、ペイペイD)試合が終わると、坂本らナインはグラウンドをじっと見つめ、しばらく立ち上がれなかった。わずか1安打の完敗で、巨人が3連敗を喫した。
「全員が悔しい思いをしている。しっかり反省して、ゆっくり休んで、目が覚めたら覚醒となってもらいたい」
原監督は切り替えを強調するしかなかった。九回2死、丸の中前打でこの日初の「H」ランプがつき、2007年の第5戦で中日の山井(8回)-岩瀬(1回)が日本ハム相手に“完全試合”を達成して以来となる、史上2度目の無安打無失点こそ免れた。だが七回を無安打で終えた時点で、シリーズ球団ワースト記録。同ワースト13失点の第2戦に続く惨敗に、G党からは怒号も飛んだ。
あくまで「自分たちの野球」にこだわった。メジャー通算54勝左腕のムーアに吉川尚、松原、丸、亀井、大城と左打者を5人並べた。移動日だった前日23日、指揮官は打線について「日本シリーズは『こういうチームで勝ってきたんだ』というもの」と不動の姿勢を示していた。
ムーアのシーズン被打率は対右が・197、対左が・254というデータがあり、そこに勝機を見いだしたかったはず。さらに当たりが出ていたウィーラーを第1、2戦の8番から6番に上げたが、現実は厳しかった。
八回には若林、岸田、田中俊、重信と代打攻勢も見せた。ただ、最速158キロ左腕のモイネロが直球に強い重信に投じたのは、いずれも変化球。三球三振に斬られ、代打の一人にも研究の跡がうかがえた。主軸の坂本(打率・200)、岡本(・100)、丸(・182)も振るわない。3試合でチーム打率・112、計3得点では成すすべもない。
史上初の2年連続4連敗へ土俵際。過去に開幕3連敗から4連勝したのは、1989年の巨人を含め3例だけだ。「もう前に行くしかない」と原監督。崖っぷちからの復活はなるか。(伊藤昇)
◆データBOX
〔1〕巨人のシリーズ開幕3連敗は1957年(対西鉄、敗退)、59年(対南海、敗退)、76年(対阪急、敗退)、89年(対近鉄、日本一)、90年(対西武、敗退)、96年(対オリックス、敗退)、2019年(対ソフトバンク、敗退)に次いで8度目。開幕3連敗から4連勝は89年の1度。他球団では58年の西鉄、86年の西武(初戦引き分け)があるだけ。
〔2〕13年第7戦(対楽天)からシリーズ8連敗。シリーズ8連敗以上は、巨人が58年第4戦-61年第1戦で9連敗して以来59年ぶり2度目。
〔3〕シリーズで8回2/3まで無安打に抑えられたのは07年第5戦の日本ハム(9回、無安打無得点)以来13年ぶり2度目。
〔4〕第1-3戦までの合計得点は3。第3戦までで合計3得点以下は51年の南海(1点)、94年の巨人(3点)、05年の阪神(2点)に次いで15年ぶり4度目。巨人ではワーストタイ記録で、26年ぶり2度目。
今日の昼食
=付録= サンスポ
2020年 日本シリーズ第3戦 ソフトバンク(勝:ムーア) 4 - 0 巨人(負:サンチェス)
巨人、崖っぷち…土壇場九回2死にノーノー回避も日本シリーズ8連敗
巨人は零封負けで3連敗。六回にはベンチで坂本がタイミングを取るなど工夫を図ったが… (撮影・今野顕)
SMBC日本シリーズ第3戦(ソフトバンク4-0巨人、ソフトバンク3勝、24日、ペイペイD)試合が終わると、坂本らナインはグラウンドをじっと見つめ、しばらく立ち上がれなかった。わずか1安打の完敗で、巨人が3連敗を喫した。
「全員が悔しい思いをしている。しっかり反省して、ゆっくり休んで、目が覚めたら覚醒となってもらいたい」
原監督は切り替えを強調するしかなかった。九回2死、丸の中前打でこの日初の「H」ランプがつき、2007年の第5戦で中日の山井(8回)-岩瀬(1回)が日本ハム相手に“完全試合”を達成して以来となる、史上2度目の無安打無失点こそ免れた。だが七回を無安打で終えた時点で、シリーズ球団ワースト記録。同ワースト13失点の第2戦に続く惨敗に、G党からは怒号も飛んだ。
あくまで「自分たちの野球」にこだわった。メジャー通算54勝左腕のムーアに吉川尚、松原、丸、亀井、大城と左打者を5人並べた。移動日だった前日23日、指揮官は打線について「日本シリーズは『こういうチームで勝ってきたんだ』というもの」と不動の姿勢を示していた。
ムーアのシーズン被打率は対右が・197、対左が・254というデータがあり、そこに勝機を見いだしたかったはず。さらに当たりが出ていたウィーラーを第1、2戦の8番から6番に上げたが、現実は厳しかった。
八回には若林、岸田、田中俊、重信と代打攻勢も見せた。ただ、最速158キロ左腕のモイネロが直球に強い重信に投じたのは、いずれも変化球。三球三振に斬られ、代打の一人にも研究の跡がうかがえた。主軸の坂本(打率・200)、岡本(・100)、丸(・182)も振るわない。3試合でチーム打率・112、計3得点では成すすべもない。
史上初の2年連続4連敗へ土俵際。過去に開幕3連敗から4連勝したのは、1989年の巨人を含め3例だけだ。「もう前に行くしかない」と原監督。崖っぷちからの復活はなるか。(伊藤昇)
◆データBOX
〔1〕巨人のシリーズ開幕3連敗は1957年(対西鉄、敗退)、59年(対南海、敗退)、76年(対阪急、敗退)、89年(対近鉄、日本一)、90年(対西武、敗退)、96年(対オリックス、敗退)、2019年(対ソフトバンク、敗退)に次いで8度目。開幕3連敗から4連勝は89年の1度。他球団では58年の西鉄、86年の西武(初戦引き分け)があるだけ。
〔2〕13年第7戦(対楽天)からシリーズ8連敗。シリーズ8連敗以上は、巨人が58年第4戦-61年第1戦で9連敗して以来59年ぶり2度目。
〔3〕シリーズで8回2/3まで無安打に抑えられたのは07年第5戦の日本ハム(9回、無安打無得点)以来13年ぶり2度目。
〔4〕第1-3戦までの合計得点は3。第3戦までで合計3得点以下は51年の南海(1点)、94年の巨人(3点)、05年の阪神(2点)に次いで15年ぶり4度目。巨人ではワーストタイ記録で、26年ぶり2度目。
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