ワーミング日記

ワーム等を使って瀬戸内海の波止でメバル、アジ、アオリイカ・タチウオ等を釣りあげるコツをわかりやすく伝えます。

鯛ラバの要領!

2017-05-18 21:35:05 | Weblog

鯛ラバの要領!

 釣り方キャスティング

キャスティングはその名の通り、鯛カブラをキャストして横引きする方法です。

キャスティングに有効な状況は、水深25m以浅で真鯛がボトム付近に貼りついている状態です。

ジグの横引きと同じで、船のプレッシャーを避け、かつより多くのヒットゾーンを生み出せる釣り方です。

タックルはバーチカルで使うタックルのままでOKです。

リールはキャスティングしやすいバスフィッシングタイプ(ソルト対応)のものがおすすめです。

この釣りは、潮の流れる方向に対し、流れに逆らう形で鯛カブラをリーリングできる方向に

キャストすることが重要なポイントです。

通常、真鯛は流れに頭を向けているので、真鯛の後方から前方へと鯛カブラを通す形になります。

真鯛の真横から前方に移動するので、そのままの体勢で鯛カブラを追いかけることができます。

目で見えないところ(方向)から見えるところ(横から前方)に移動するものによく反応するからです。

逆の場合、真鯛の前方から後方に移動するので、反転して追いかけないといけません。

こうなるとよほど活性が高くない限り、追うことをしないでしょう。

タックルですが、ロッドはトルクのあるものがおすすめです。

キャスティング後に着底した鯛カブラは、底から自分の方に向かって真っ直ぐ斜めにリトリーブコースを

取っているように思われますが、実際はそうではありません。

キャストする距離にもよりますが、潮流などによる水圧・引力などの影響で最初は底を這うように

コースを取りますが、自分(船)に近づくに連れて徐々に上方にコースを取ります。

 

この釣り方ができる水深ですが、水深はもちろん、潮の速さや海底の状況によって変わります。

キャスティングをする時のおおよその目安は、以下のような状況です。

1) 水深は25メートル以浅(底取りの状況により25メートル以浅でもしない場合がある)

2) 海底の起伏が大きくない場合(根がかり回避)

3) 二枚潮でない時
 
リーリングはキャストし着底したらすぐに開始します。10m程リーリングしたらクラッチを切って

着底させて再びリーリングするのですが、この動作を2、3回繰り返すと自分の真下までルアーが

来ているので、一度鯛カブラを回収し再度キャストします。

スピードや巻き上げる水深はバーチカルを参考にしていただければ良いと思います。

ただ、横引きなので真鯛の反応がある層をカバーするとなると、バーチカルよりもさらに

巻き上げる必要があります。

目安としては、リーリングしてフォールさせる時にどのくらいラインが出て行くか?を

観察すると鯛カブラがどれくらい浮いているか予測できます。

明石などでは水深10メートル以浅のポイントを狙うこともあり、

キャストして一度もフォールさせることなくピックアップする場合があります。

バーチカル、キャスティングともにどちらもできる状況であれば、よりよく釣れる方を選びましょう。

例えば、シャローでバーチカルをしていてリールを5回巻くまでにバイトが集中しているようなら、

迷わずキャストし、真鯛のレンジが明らかにボトムを切っているならバーチカルで狙います。

乗合船などでは周りの動向を見て周囲がキャストしていたらバーチカル、

逆に皆がバーチカルで狙っているのならキャスティングにし、

できるだけフレッシュな真鯛を狙うように心掛けてましょう。

最後に、キャスティングに関しては必ず船長に確認してから行ってください。

キャスティング方法はアンダーハンドキャスティングを心がけましょう。また、

周囲の人々に注意し怪我やトラブルにならないよう十分な配慮をお願いします。

釣り方バーチカル・垂直な位置)

鯛カブラの基本はバーチカルです。

鯛カブラを真下に落とし、着底したら巻き上げ、そして再び着底させる。非常にシンプルで簡単です。

またルアーをアクションさせる必要もありません。

今までルアーフィッシングに慣れ親しんでいない年配の方や女性が手軽に楽しめるのが魅力です。

そして最大の魅力は、初めての方でも簡単に真鯛を釣ることができるところではないでしょうか。

真鯛釣り=難しいという概念がありましたが、この釣りはそれを覆した釣法だと思います。

しかも餌釣りやサビキ釣りに比べて釣れるサイズが大きいのが特徴です。

初めて鯛カブラをされた方が、50センチや60センチの真鯛を釣り上げることも珍しくありません。

小学生の子供が、大人を差し置いて40センチ、50センチを釣ったり・・・

手軽に大きな真鯛が釣れ、また真鯛以外の様々な魚もよく釣れます。

バーチカルの基本は「真下に落として着底したら巻き上げる。そして再び着底させ巻き上げる。」

という単調な動作の繰り返しです。真下に落とす際は、必ず軽くサミング(※)してください。

フリーで落とすと潮の流れがあるので、着底してからもラインが出続け、

着底が分かりにくく根掛かりやオマツリの原因となります。

 ※ リールを持つ手の親指の腹で、スプールに巻かれているラインに触れるか触れないかくらいの位置を

保ち微細なブレーキをかけてサミングしましょう。 

 さて、この釣りで一番分かりにくいのは「いったいどこまで巻き上げればいいの?

ハンドルを巻くスピードは?」ということでしょう。では、それらを解説いたします。

まず巻き上げる水深ですが、

1) 船長に真鯛の反応を確認し、底から何m巻けばよいのか教えてもらう

 
2) 自分のリールのハンドル1巻きの「おおよその長さ」を覚えておき、その長さから計算して
  
  真鯛の反応があるゾーンを巻き上げる
 
3) アタリがあった人や釣った人がいれば、底から何回転(何m)でアタリがあったかを確認し、
  
  そのゾーン周辺を巻き上げるを参考に巻き上げます。

例えば、以下の図では底から5m~10mに真鯛の反応があります。自分のリール1回転の

巻き上げが約70cmとすると、反応がある真鯛の一番上が10mなので10メートル÷70cm=

約14回転となります。

よって着底後、約14回ハンドルを巻けば底から10mに達し反応があるゾーンを通せるということになります。

 あとはこれにプラスして状況に応じそのゾーンを変えることが重要です。

 基本的には、真鯛はボトム周辺を回遊している事が多いので、当然のことながらボトム中心

 (ボトムから10m)の攻めで良いのですが、地形やベイトの種類、

 その他様々な要因で真鯛はボトムから離れ浮き出す事があります。

 当たり前の事ですが、このような時、ボトム中心の釣りを展開していると良い釣果を得る事ができません。

 特に大型の真鯛になればなるほど、他の個体より上層にいる事が多なります。

遊漁船で見やすい位置に魚探があったり、探検丸を搭載しているとよいのですが、

そうでなければリアルタイムに真鯛の反応を確認することは難しいです。

魚探を見ることができ、真鯛のレンジや活性が分かれば鯛カブラを通すレンジも決まり

的が絞りやすいのですが・・・。

魚探を見なくても、真鯛が浮きそうな状況を知っておけば、ある対応できる方法があります。

まずはベイトがイワシなどの小魚の場合。イワシなどは表、中層を回遊する事が多く、

それに伴い真鯛もボトム付近から捕食するため浮き上がります。

 次に海峡などで潮速が速くその潮流が、ある程度高さのあるブレイクに垂直に近い角度で

当たる場合です。

 ちょうどブレイク上部に渦ができ、底にいたエビやカニなどのベイトが中層に舞い上がるため、

活性が上がった真鯛が浮きやすくなります。

また過去に一度でも30回、40回とリーリングをした時にアタリがあったり、

釣れた場所は何らかの原因で真鯛が浮きやすい地形と考えても良いでしょう。

(現に真鯛が浮く場所、浮かない場所というのが存在します)。

このような時、例えば加太、鳴門、明石などのエリアでは、水深に関係なく水面から15mぐらいまで

浮いてくるので、狙うポイントや水深にもよりますが、魚探が見ることができなくても先程

述べたような状況の場合、いつもより狙う水深の幅を広げてみるのも一つの方法です。

次に巻き上げるスピードですが、その日その時のベストなリーリングスピードというものがあり、

ルアーのカラーと同様、釣りをしながら探していきます。

アタリの強さや回数はスピードを変えることにより変化します。

もちろん真鯛の好むスピードも時間とともに刻々と変化し、その時々で微妙に変化しますが、

基本的には低水温時などで活性の低い時はスロー、逆に適水温時にイワシなどを

追っているような高活性時には速いリトリーブスピードを心掛けてください。

速くリーリングしても真鯛は鯛カブラにアタックしてきますが、アタリの数やフッキング率を考え

1回転/0.5秒ぐらいがバランスがいいように思います。

またスローの時は1回転/4秒のスピードとかなりスローにリーリングしています。

もちろんこれはネクタイの動く一番遅いスピードで、冬でも最初からこんなに遅くリーリングはしませんが、

具体的に冬であれば1回転/2秒程度から始め、先程述べたようにアタリの強さや数を考慮し、

より良いスピードに調整します。

しかし、ここで詳しく書いても相手は自然。その場の状況で当てはまらない事もあります。

柔軟な対応を心がけましょう。

最後にバーチカルの釣りで気をつけていただきたいことですが、ただ単に真下に落とすだけでは

真下に落ちない時があります。

これは、潮の流れや風で船が流されたりしているので真下に落とすと、実は斜め前や後ろや

左右に向かって落ちる時があります。

斜めに落ちると、それだけ余計にラインが出てアタリが取りにくくなったり、

着底が分かりにくくなり根がかりやオマツリの原因となります。

これらを避けるためには、以下の点に注意してください。

1) 最初に鯛カブラを真下に落とし、どの方向に流れているかを確認する

2) 方向を確認したら、流れている方向と逆の方向に少しキャストする。

(右に流れているなら左にキャストする)

3) 鯛カブラが流されたり、隣の人とオマツリしそうになったり(隣とのラインの入り具合で確認)

 、船底にラインが干渉しそうになれば、一度巻き上げて鯛カブラを回収し再度流れている

方向と逆の方向にキャストして入れなおす。

アタリがある数だけ魚を獲りたいと思うのは、釣り人みんなが思っていることでしょう。

特に鯛カブラは良く「バレた?」「のったのに外れた?」「フッキングしないほうがいいのかな?」

などという声をよく耳にします。みなさんも

「今日はなんだか良くバレるな・・・」や「今の大きかったのに・・・」と悔しい思いをされたことが

多々あると思います。

まず、アタリの様々なパターンを春夏秋冬に分けてそのシーズン特有の「良く有るパターン」

を説明します。(ただし、あくまでも「良く有るパターン」です。

すべてが当てはまるとは限りませんので、参考程度にしていただければと思います。)

 

 


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