めっきり秋めいた気候になってきました。
秋という季節は好きなんですが、どこか退廃的な冬へ向かってゆく過程の寂しさが感じられて感傷的になりますね。
こんな季節は何ともなしに考えに耽りがちです。
そんな中の独り言を.....。
芸術の秋ともいいますが、最近絵や音楽に触れて思うことがあります。
・以前はすごい気に入っていたのに最近は見ても何にも感じない。
・まったく好みでなく、ともすれば触れることすら避けていたのに、
最近見/聴きしたら目から鱗で、はまってしまった。
前者はそれを受け入れる感性が磨耗してしまったのか(単に飽きただけかもしれませんが)、後者は年輪を経て受け入れられる土壌が出来てきたのか.....。
失われてゆく感性と育まれてゆく感性。
一般的に、人は年齢を経るごとに感性の横幅(種類)が狭くなり縦幅(深さ)が広くなってゆく傾向にあるように思います。例えば
・一瞥/一聴して「だめだ、自分には合わない」と判断する。
・長年活動している芸術家の作品を一瞥/一聴して「素晴らしい」と判断する。
前者後者、往々にしてこれらは”その作品1点”で判断しているのではなく、その人のそれまでの人生経験から生成された感性情報に基づた判断となっているはず。初めて触れた頃は、感覚が脳に恐る恐る問い合わせて迷ったあげくに何らかの要因で結果が出るわけで、今ほど早く判断(好き/嫌い)が下せなかったことでしょう。
それならば、経験から生まれた感性が下す判断の逆説を、自分の脳裏にあえていちいち問い合わせることが、新たな感性の覚醒へとつながるのでは、と思うわけです。
新たな覚醒とまでいかなくても、せめて感性の多様性が衰退することを緩衝できればと、あえて否定していたことにも取り組んでいこうと思う今日この頃なのです。 by PJ
秋という季節は好きなんですが、どこか退廃的な冬へ向かってゆく過程の寂しさが感じられて感傷的になりますね。
こんな季節は何ともなしに考えに耽りがちです。
そんな中の独り言を.....。
芸術の秋ともいいますが、最近絵や音楽に触れて思うことがあります。
・以前はすごい気に入っていたのに最近は見ても何にも感じない。
・まったく好みでなく、ともすれば触れることすら避けていたのに、
最近見/聴きしたら目から鱗で、はまってしまった。
前者はそれを受け入れる感性が磨耗してしまったのか(単に飽きただけかもしれませんが)、後者は年輪を経て受け入れられる土壌が出来てきたのか.....。
失われてゆく感性と育まれてゆく感性。
一般的に、人は年齢を経るごとに感性の横幅(種類)が狭くなり縦幅(深さ)が広くなってゆく傾向にあるように思います。例えば
・一瞥/一聴して「だめだ、自分には合わない」と判断する。
・長年活動している芸術家の作品を一瞥/一聴して「素晴らしい」と判断する。
前者後者、往々にしてこれらは”その作品1点”で判断しているのではなく、その人のそれまでの人生経験から生成された感性情報に基づた判断となっているはず。初めて触れた頃は、感覚が脳に恐る恐る問い合わせて迷ったあげくに何らかの要因で結果が出るわけで、今ほど早く判断(好き/嫌い)が下せなかったことでしょう。
それならば、経験から生まれた感性が下す判断の逆説を、自分の脳裏にあえていちいち問い合わせることが、新たな感性の覚醒へとつながるのでは、と思うわけです。
新たな覚醒とまでいかなくても、せめて感性の多様性が衰退することを緩衝できればと、あえて否定していたことにも取り組んでいこうと思う今日この頃なのです。 by PJ