無限回廊

観察記録

巨大ボイラーと給水塔

2015-02-23 | 日記
常陸大宮

アリゾナ

趣味水彩「田舎道の巨大ボイラ-」を観ていて思い出したのが、映画バグダッドカフェに出て来る砂漠の中の大きな黄色い給水塔のある風景だ。
アリゾナの、緑、潤いのない荒涼とした砂漠と水をためたタンク。
これに対して、絵画の方は常陸国の緑豊かな田園と物を焼き尽くすボイラー。
ともにその上には青い空が広がる。
対照的なものが風景の中にそびえ立つ絵と映画の中の風景には共通のものがある。

東京マラソン

2015-02-23 | 日記
君子様
昨日はテレビのある部屋で、料理や原稿書き、そしてこの部屋の掃除等々をしながら四時頃まで過ごしました。
生中継はフジテレビです。みやねやのおじさんとゲストのおしゃべり、ギネス登録がかかったランナーのおっかけがほとんどでした。
応援イベントは浅草?で臨設舞台で着物をきたおばさんたちが踊っている風景が流れた程度で、肝心要のカントリーダンスの美談美女を観ることができませんでした。
一時半から二時半頃まではテレビに集中しましたが、他の時間帯で私が別なことをやっているときに映った可能性もあります。

36000人のランナーが道を埋める景色には圧倒されました。
北京のマスクマラソンの風景と違って、健康的で明るい!! 日本は平和で健全な国だと思いました。
熊本から参加した90歳ランナーも完走しました。立派でした。
バンさん、モンニョさん、月島?カントリーダンスのお仲間達も80、90迄如何ですか?
私も最後まで応援し続けます。励みになります。

みなさんの踊る姿は、ドンコさんが過去万華鏡に載せたたくさんの写眞のイメージを組み合わせて妄想しました。

追伸  添付はダンス姿ではありませんが、ドンコさんとモンニョさんのイメージです。結構気に入ってます。
    

こころの時代~宗教・人生~ アンコール NHK2015.2.22

2015-02-22 | 日記
「普遍の法をどうきくか」永尾雄二郎(精神科医)


『人間は実は人が認識できない無限のはたらきによって生かされている。生まれた人間は例外なしに一人残らず死んで行く。これはすべての人間が普遍的な法則によって生かされているからである。一見、まことに不自由な制約を持った弱いものであるように思えるが、自分が普遍の存在の上で生きていることが自覚できた人間には、実は制約を超えた広い世界が与えられるようになっている。』

永 尾
不思議 分らぬが解る それが如来の道

認知症なんて病気ではない  
ぼけてきて次第に わかる如来像

「一切善根荘厳浄土」
簡単にいうと、経験感情になると。純粋精神の世界がそこに出てきますよと。全部一緒になって一つのものですね。ですからここにあるように、結局これ別々に書いてあるが、別々じゃない。「仏様有難うございました」ということは、先ず「その心が申し訳なかった」ということ。人間とは謝らなければ生きていけない存在です、ということですね。「申し訳なかった」ということ。申し訳なかったということは、すべて平和からくるんじゃないですか。ですから「一切善根荘厳浄土」なんかというと非常に難しいですが、簡単にいうと、「平和がくるよ」と。自分の心で言えば、「幸せがくる」と。「幸せになりますよ」ということではないかと思うんです。それはどうしても、この謝るということ。これは感謝ということが、誤りを感ずると。即ですね。別々のもんで、私は謝る必要はないというのが、大体今理論の世界です。ですから、こう言えばああいう。右だ左だと、そういうものが常に出てきて争うんですね。

(そういうところが、エゴの世界がなくなった世界。エゴの底が抜けた世界ということにもなるわけですね。)

そうですね。ですから禅などのお坊さんなんかがおっしゃる「無我」ということ、その通りですね。



金子大栄
人間に生まれたる ありがたさ
仏法に遇へる かたじけなさ
今日を生きる もったいなさ

参考
内容復元 平成二十五年十一月三日初回放映
http://h-kishi.sakura.ne.jp/kokoro-623.htm

院長のコラム 佛教のこころ
http://mitsuo-cl.com/mitsuo/colum/colum17.html

モンニョさんより & へ

2015-02-20 | 日記
RE: 高倉健さん 2015/2/20, Fri 12:11
由子さま
健さま大好き!!
そのお気持ち、よくわかります。
私も、昔は、そうでしたが、今は、誰も好きではありません。もう、情熱が覚めてしまったようです。
やっぱり、年だと思います。
由子さんは、まだ若い!!健さまが好きなことは、すばらしいことですよ。
由子さんの周りの男性は、皆、無口。
でも、由子さんは、無口な方が好きなんですよ。
健さんだって、無口だもの!!

バンさんはおしゃべりです。
誰にでも、気軽に声をかけられるし、すぐに友達になられます。
いつも人気者、周りには女性が多いし、常に話の中心におられるような感じがします。
ただ、大学の頃は、ものすごくはにかみ屋で、無口でした。
仕事を始められて、話をするようになったと言っておられまました。

掲示板も万理さん一人で、頑張っておられる様子は手に取りようにわかります。
大変だろうな?といつも思っています。
確かに、もう少しだけ、古賀先輩も南橋さんも、おしゃべりしてほしいですね。
若い会員さんが入会して下さったら、万理さんも楽しいだろうと、思っていますが??

さて、明後日は、東京マラソンイベントに出ます。
今回、バンさんは欠席です。
寒そうだけど、頑張って、踊ります。
私のメールもくだらないだろうけど、暇つぶしに、読んでね。
それでは、また。
   モンニョ



ジレンマ
君子様
 バンさんではないけれど、私も社会に出て仕事をするようになってからおしゃべりになりました。それまでは話すことより、黙って廻りのもの、人をじっと観察するこが多かったような気がします。観察した結果は口に出すのではなく書いたり、頭の中に納めたり…。
 おしゃべりの時代の方が長くなり、すっかり身についてしまったようです。

一人暮らしをするようになりそして話し相手の母も亡くなり、何日も人と話をしないことが多くなりました。今ではたまに人と会ったり電話がかかってくると、ペラペラと話だし、止まらなくなることがあります。ああ、相手は迷惑してるだろうなあ、自分の話をしたいだろうなあ、と思いつつも止まりません。
 無口な人が好きというより、無口の奧に隠れているものに惹かれるのかもしれません。
なにせ、いつもなぜ?なぜ? 何?何?を繰り返しているような知りたがり屋なもので…。
αの先輩達がお喋りし始めたら、あんがい「そんなもんだったのかあ~」と魅力が半減してしまうのかもしれません。妄想に支えられている片恋慕と言ったところでしょうか。
もっとおしゃべりしてよ、と文句を言いたい気持ちとのジレンマです。

東京マラソンは終日生中継がありましたよね。モンニョさんたちの踊りが映るといいなあ。
モンニョさんの顔をはっきり判別する自信があります。
どうせ映るのであれば、バンさんも見たいところですが、不参加とあっては仕方ありません。「妄想」コーナー行きとします。

追伸
 モンニョさんからのメールは「くだらない」どころか、「癒やし」です。メールを開いて「野田君子」の文字が未読で入っているとそれだけで嬉しくなります。

人恋しい
古賀由子

モンニョさんへ

2015-02-18 | 日記
君子様

情報ありがとうございます。
近所のセブンイレブンに雨があがったら行ってみます。

健様の終わりから2番目の映画「単騎、千里を走る」を昨晩テレビで観ました。
しびれたなあ~。

二月に入ってかテレビで放映された四本の高倉健ものをテレビを観てウットリ状態が続いています。
同人誌の投稿作品などそっちのけです。
恋する乙女状態です。
正気に戻らねば-と思うのですが中々抜けられません。

石黒健治さんをネットで調べてみました。健様をたくさん取り上げているカメラマンのようですね。彼の撮した健様の写真ポスター(限定1枚)が何と53000円で売りに出ている記事がありましたが最後に「落札済み」とありました。男女問わず、熱狂的ファンがたくさんいるのでしょう。

αの人達はみな無口でちょっとつまらなく(寂しく)感じることがあります。
まあ、「ひよっこのミーハーなちょっと頭の悪い後輩なんぞ相手にならない」と思われていても仕方ないと自分に言い聞かせるのですが、それにしても先輩達はそれこそ健様並に無口です。
目をつぶって「健様っぽい人達」と思うことにしています。

近頃では、比較的おしゃべりだった長岡さんも口数が少なくなってきました。
健様の真似をし始めたのでしょうか。

一度モンニョさん、ドンコさんのダンスを観てみたい-!
ドンコさんはおしゃべりですか?

古賀由子

モンニョさんより

2015-02-18 | 日記
石黒健治作品集より 高倉健 ポスター 1枚 第二巻「シンボル及びシンボル操作」より 72×103cm
\54,000(税込)-  sold out

◆αお知らせメールを読んですぐに健様情報を送ってくれました。
 セブンイレブンのおじさんに聞いてみよう。
◆ネットで調べてみると、この本とは別の記事をみつけた。
 石黒氏によるポスター限定1点が何と54000円、しかもすぐに売れたらしい。
高倉健のほんの一部、砂粒だ。彼のそのものの価値は値段などつけられない。


高倉健さん 2015/2/18, Wed 13:28
万理さん
急ですが、ちょっとだけ、おしゃべりさせて下さい。
私のダンス仲間に、石黒さんという方がいます。
そのご主人が、石黒健治さんで、写真家です。
今、セブンイレブンなどで、石黒健治写真集「健さん」が発売されています。
健さんの孤独な影とか、表情がうまく撮れていると思いますので、是非、立ち読みして下さい。
薄い写真集で、1200円?です。
ひょっとすると、もう、ご存じかもしれませんが、お知らせだけしておきます。
友達も、健さんが好きで、撮影の時にはご主人について行ったそうです。
本当に、なんとも言えないいい男!!と、言ってましたよ。
今、22日のマラソン応援イベントに出場のため、猛特訓中です。
最初で、最後かもしれませんので、頑張ります。
それでは、またね。

「昭和残侠伝 死んで貰います」

2015-02-16 | 日記
主演:高倉健(花田秀次郎) 監督:マキノ雅弘 東映 1970

「止めやしないよ。 だけど必ず生きて帰ってきて-」
       「帰ってきたら、あたいだけの義理と情けに生きてください-」


幾江(藤純子)の言葉に無言で答える秀次郎、臭い、大いに臭い。
ところが、窒息しそうなほどの臭さを突き抜けると、ぱっと開けたように、
何とも言えない清々しさ、恰好良さ、味わいが姿を現われてくる。
高倉健は世界一臭い高級果実、フルーツの王様、人間ドリアンだと思えてきた。

サプール

2015-02-14 | 日記

 テレビで見るまで、サプールと呼ばれる男達がアフリカコンゴにいることを知らなかった。とにかく恰好良い。足のつま先から頭のてっぺんまで、靴下の色、胸ポケットのハンカチまで神経を配る。身のこなしもだ。そして何よりも、サプール精神を鍛えあげていく。精神とは「武器を捨てて平和を愛し、エレガントに生きる」こと。これを代々伝授し引き継いでいくのだ。少ない給料の半分近く費やして着飾る。そんな彼等を見て、貧しい暮らしをしている人々、とりわけ子供達は夢、憧れ、希望、そしてプライドのようなものを感じるのだろう。
ベルギー国王の個人所有地からベルギー国の植民地へ、そして1960年になってやっと独立を果たす。つい最近のことだ。白人世界による家畜並みの取り扱いからやっと放たれたのだ。白人紳士のおしゃれ道のいいところをしっかりと取り入れ、アフリカ人の感性を十二分におしゃれに活かす、イカした男達だ。

 なんでこんなに格好いいのだろう。まず手足が長い。筋肉の付き方がいい。身体能力が高い。自然と共振する天性のリズム感がある。そして漆黒の肌。黒にはどんな色も映える。長い間の差別、苦難を経てたからこその忍耐強さや優しさがある。それが格好良さの根っこにある要因なのだと思う。
 彼等の明るさや忍耐強さ、素直さや無邪気さが国の強さになっていくだろう。
白人世界と戦わず共存しながらのアフリカルネサンスが花開く時代が必ずやってくるような気がした。


「海峡」

2015-02-13 | 日記




       
        主演:高倉健(阿久津 剛役) 監督:森屋司郎 東宝 1982



◆新幹線50周年の昨年は、オリンピックと並んで新幹線ヒストリーが盛んにテレビで取り上げていた。今年は富山まで開通、来年はいよいよ北海道に上陸だ。
そんな中の、青函トンネル工事を扱った映画放映だ。高倉健の死もあわせて50年という時間は時代のひとつの節目になるのだろう。新幹線だけでなく、戦後の日本を便利で安全で豊かな国に作り上げてきた歴史には、縁の下、まさしく海底で多くの人の努力と苦労と死があったのだとつくづく思う。

◆トンネル堀のベテラン源助(森繁久弥)も剛(高倉健)もひとつの仕事に人生をかける。源助に男魂を伝授される剛もまた青年仙太(三浦友和)に男魂を伝えていく。女人禁制のトンネル内の世界は、性差別云々の前に確かに家庭で子をはぐくむ女性にはそぐわない、「男の世界」だ。最後のシーンは家庭を犠牲にしてきた剛がまた一人、海外鉄道工事へと旅だつところで終わる。ンネル掘りに始まりトンネル事故で死んでいった源助と同じ道を歩むのだ。

◆海底トンネル開通という長い苦難の大工事を終え東京に戻る前に食堂に立ち寄る。
多恵(吉永小百合)との別れだ。終始ふたりは無言で一本の酒をさしつさされつ…。
せつなさと同時に笑いがこみ上げてくる。志村けんの「ぽっぽやパロディー」が頭をよぎる。

◆多恵の名は、20年にわたって影で単身赴任の剛を支えてきた彼女の「安らぎと惠」を表すと同時に剛への募る思いを長年に渡って「耐え」偲ぶ様子を象徴しているように思えた。主人公の名は、高倉の本名「剛一」からとったのだろうか。剛は剛でいつもの高倉演じる人物のように剛直、頑なに多恵への愛の言葉は一切発しない。
「自分ぼっぼやですから…」と雪に埋っていきながら何度も繰り返す志村「けん」が
「健」と不思議と重なった。


単騎、千里を走る(中国版)

2015-02-12 | 日記


主演:高倉健 監督:中国 張芸謀(チャン・イーモウ)張芸謀電影工作室
         監督:日本 降旗康男 東宝 2005


◆2月17日NHKBS が待ちきれず、youtube 中国版を観た。
◆主人公の台詞がほとんどない。苦み走った「耐える男」、「動じない男」「祈る男」
 「とてつもなく優しい男」を高倉は表情としぐさだけで演じた。
◆無口な主人公だから全体を通じて日本語は少ない。殆どがマンダリンだ。英語字幕は味気ない。
 だからこそ、一層高倉の演技が映えた。
◆死が迫る主人公の息子の姿はほとんどでてこない。父親同様声もほとんど聞こえない。
 息子の妻役の寺島しのぶを通じて知ることができる。夫と義理の父(高倉演じる高田)を繋ぐ役を
 巧く演じていた。
◆主人公の名は「高田剛一」。まさしく高倉健、本名「小田 剛一」が主人公の作品だと思えた。
◆17日の日本語版をじっくりとり見直そう。