Office Standard 2016（以下Standardと呼ぶ）およびOffice Professional Plus 2016（以下Professional Plusと呼ぶ）はボリュームライセンスとして提供されます。 多くの人は、最新のOfficeを導入するときにどちらを選択するかを迷っています。 2つの違いを知ることが重要です。 そこで今回は、Office 2016 StandardとProfessional Plusの違いを紹介します。
目次
- 目次
- StandardとProfessional Plus、Officeアプリの違い
- Skype for Businessの有無
- その他の違い
- ボリュームライセンスバージョンのOffice 365と比較する
- まとめ
StandardとProfessional Plus、Officeアプリの違い
Standardでは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Publisherの6つのOfficeアプリが利用できます。
一方、Professional Plusは、上記の6つのOfficeアプリに加えてAccessも提供します。 つまり、Accsessを使用する環境がある場合、必然的にProfessional Plusを選択することになります。 ※2017年3月のライセンス改定により、Office 365 BusinessにもAccessがバンドルされました。
両方が提供するOffice Onlineとは
Standard PlusとProfessional PlusではどちらもOffice Onlineを提供します。 これは、Web上のドキュメントを表示および編集できるOfficeサービスであり、Excel、Word、およびPowerPointも使用できます。 インストールされたOfficeアプリのすべての機能を使用することはできませんが、簡単な編集ならば可能なのでビジネスにおけるドキュメント活用の幅が広がるでしょう。
Skype for Businessの有無
Skype for Businessは、Web会議システムにクリアなビデオと音声を提供するアプリケーションです。 このサービスは、StandardではなくProfessional Plusによって提供されます。 出張が多い組織であるのなら、Web会議の導入は不可欠です。 インターネット環境があれば、デスクを離れることなく会議を開催でき、移動時間と交通費を削減できます。Web会議システム一つで業十効率化とコストカットの一石二鳥ですね。
その他の違い
StandardおよびProfessional Plusでは、後者がエンタープライズバージョンとして位置付けられます。 Skype for Businessの違いに加えて、コンプライアンスソリューション、ビジネスインテリジェンス、エンタープライズVoIPなどの様々な機能を提供します。 したがって、Officeアプリン以外のエンタープライズ機能を使用したい企業は、Professional Plusを選択することになるでしょう。
ボリュームライセンスバージョンのOffice 365と比較する
ここまで、StandardとProfessional Plusの違いを紹介しましたが、それほど違いはありません。 もう1つ、マイクロソフトが企業に提供するOffice 365サービスと比較します。
Office 365はサブスクリプション型です
StandardおよびProfessional Plusはボリュームライセンス版であるため、一度購入すればOfficeアプリを永久に使用できます。 一方、Office 365は、月額ベースでOfficeアプリを使用できるサブスクリプション型のサービスです。
Skype for Businessおよびその他のサービスも付属
Office 365には6つのプランがあり、そのうちのBusiness PremiumというプランではOfficeアプリケーションに加えSkype for Businessまでデフォルトで利用できます。 Professional Plusには、オンラインサービス契約またはサーバー製品の購入が必要であり、Office 365には最初からオンラインサービスのSkype for Businessが付属しています。 さらに、ビジネスメールExchange OnlineやSharePoint Onlineなどのビジネスコミュニケーションインフラストラクチャを一括インストールできます。 このようなサービスでは、ユーザーあたりの月額コストは1,360円であるため、コストパフォーマンスは非常に高くなります。
ユーザーの増減に対応できる
もちろん、ボリュームライセンスは購入したライセンスを返品できません。 その結果、人員削減のために過剰なライセンスがある場合、無駄なコストが発生します。 一方、Office 365はサブスクリプション型であるため、ユーザー数はいつでも増減できます。 したがって、人員を削減すれば、それに応じてサブスクリプションの数を減らすことができ、常にコストを抑えることができます。
ライセンス管理は非常に簡単です
これからボリュームライセンスでOffice 2016を導入しようと検討している企業では、一度情報システムの本音を聞いてみてください。「正直ライセンス管理が結構負担…」という方が多いかと思います。 サーバーでのライセンス管理は予想よりもはるかに負担が大きいことが多く、ビジネス開発を妨げる可能性があります。 Office 365では、Webに基づいて管理画面が提供され、ライセンス管理とポリシーアプリケーションを簡単に実行できます。 広い意味では、情報システムが作業に集中できる環境を作ることは、労働生産性を高め、コストを削減できる行動です。
最大15台のデバイスにインストール
最終的に、Officeアプリケーションは5台のPC、タブレット、およびスマートフォンにインストールできます。
まとめ
Office Standard 2016およびProfessional Plus 2016の選定基準は、Officeアプリケーションが十分であるか、エンタープライズ機能が必要かどうかです。このあたりは企業としてのニーズをしっかりと見極めてから選ぶことが大切です。 Office 365には多くの機能があるように見えますが、実際には不要な機能が多くあるため、Officeの買い切り版の方が費用対効果が高いようです。 
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