(千八百一)
禁欲期間は2142日目、夢では16日間していない。
本社勤務時代に部分的に戻っている。カレンダーのメモを捨てようと整理している内にもったいなく感じてメモをPDFファイル化してデータとして保存した上で廃棄することにする。
(千八百ニ)
禁欲期間は2143日目、夢では17日間していない。
夢の中の聖也は漫画家になって講演会に出席している。「自分が面白いと思ったアイディアのほとんどは、他者にとっては面白くない」と訳知り顔に演説している。我ながら良いことを言っているな、と演説しながらかなり気分が良かった。
急に場面が変わる。小学校時代の友人、ヨコ(仮名)が遅刻して来る。聖也も同様だ。ヨコがまず遅刻の理由を話すが、担任から強い叱責を食らう。続いて聖也も遅刻の理由を話す。担任はノーリアクションであった。
急に場面が変わる。コンビニのレジに何故か本社時代の課長がいる。気まずいが、次の瞬間には見知らぬ女性に変化している。サンドイッチとおにぎりをレジに持って行くと、「915円」と言われた。意外に高く感じたが、しぶしぶ支払う。
(千八百三)
禁欲期間は2144日目、夢では18日間していない。
会社のイベントでお菓子が配られる。聖也も一つ受け取り、食べながら歩く。小学校時代の友人、ハムキン(仮名)と階段ですれ違うところで目覚ましが鳴った。
やはり、小学校時代の友人、ハムキンとヨコ、ウエちゃんの3人はよく夢に出てくる。3人とも高校入学と同時に離れ離れになってしまったため、その後はほとんど会う機会が無くなった。この3人は入れ替わり立ち替わり、定期的に夢に登場する。逆に、この3人は今も聖也の夢を見るのだろうか。或いは、全く見ないのか。
(千八百四)
禁欲期間は2145日目、夢では19日間していない。
「鰯は弱い魚だから群れる」と誰かと会話する夢は微かに覚えている。
急に場面が変わる。ホームレスが何人か寝ている。小学校時代の友人、ウエちゃん(仮名)もいるではないか。聖也もホームレス入門と称して段ボールハウスに住んでみる。ウエちゃんはホームレス歴が長いらしく、聖也のような興味本位の冷やかしを内心では疎ましく思っているようだ。「ホームレスになるしか道が無かった自分を見下すようなことはしないでほしい」と言われて困惑する。
急に場面が変わる。実家の古本を大量に売り払う。部屋の書棚が一気に片付いてホッと一息だ。
(千八百五)
聖也の貯金総額は2299万9603円と暫定ではあるが、前月より10万6886円増となった。いよいよ2300万円が見えてきたが、新車の支払いでまた後退するか。加えて、郵貯はしばらく記帳していないため、実際には現在の暫定の貯金総額よりも目減りしているかも知れぬ。
(千八百六)
禁欲期間は2148日目、夢では22日間していない。
本社時代と支社時代が混ざっている。本社時代の同僚女性社員、ユキ(仮名)が働いている。聖也は本社勤務ではないため、何となくその場にいて指示を待っている感じだ。ボランティアさんが何人かバタバタ走り回っている。彼らを横目で見ながら、ゴミ袋の破れた箇所をガムテープで丁寧に補強していく。支社長から何かそれについて訊かれた記憶があるが、その先の夢は覚えていない。
(千八百七)
禁欲期間は2149日目だが、23日振りに夢精した。しかも、2回連続だ。1回目の夢精時刻は曖昧だが、厳密に言うと、恐らく22日振りの夢精と言えよう。どくんどくんとかなり大量に「出して」しまった。
更に、1時20分頃にも2回目の夢精である。こちらは、微かに記憶がある。風呂場の電気を点けようとスイッチを押すが、電気が点かないではないか。焦りがピークに達した瞬間、どくんどくんと「出して」しまった。ただし、2回目の夢精なので、量は少ない。
これで205回目、今年に入って23回目の夢精だ。
(千八百八)
本社で勤務している。トイレに行きたくなって廊下に出ると、祖父母の家らしき場所に出る。トイレはかなり広く、おまけにドアの鍵が掛からないではないか。ふと気付くと、道路から丸見えだ。聖也は何故か全裸である。夢の中の時間帯は、やはり夜中である。道路を走る車から見えないように草むらに隠れるところで目が覚めた。
(千八百九)
禁欲期間は2150日目、夢では2日連続ではしなかった。
遂に丸2150日間の禁欲達成だ。ここまでで205回の夢精、今年に入ってからは23回である。今年に入って約270日であるが、夢精頻度はやや落ちていると言えよう。
(千八百十)
禁欲期間は2151日目、夢では2日間していない。
畳の上に小便を垂れ流す。フッと目を覚ますが、まだ夜中である。
急に場面が変わる。落語家の公演を何となく観ている。演劇のような感じになってきたところで目覚ましが鳴った。
(千八百十一)
禁欲期間は2154日目、夢では5日間していない。
社会人と並行して母校で教育実習を受けている。支社の受付の女の子も一緒に実習するようだ。今更、教員免許を取得して何になるのだろう、と内心ではうんざりしながら実習生対象の説明会に向かう。その後の夢の記憶は残っていない。
(千八百十ニ)
禁欲期間は2155日目、夢では6日間していない。
漫画を読んでいる。恐らく、ドラえもんだ。白黒のコマが脳内再生される。野球シーンが描かれている。聖也はただ読んでいるだけである。
(千八百十三)
禁欲期間は2156日目、夢では7日間(一週間)していない。
昨年度、妻とずっと見ていた朝の連続ドラマの番組を何となく眺めている。ただそれだけの夢だ。
急に場面が変わる。レストランにパソコンを持ち込んで事務仕事している。
急に場面が変わる。飲み会に聖也だけ誘われないが、逆に少しホッとする。ホテルの自室で気ままに留守番だ。お菓子を片手に寛ぐ。
(千八百十四)
禁欲期間は2157日目、夢では8日間していない。
犬の散歩をしている。毛が大量に舞い、難儀する。犬の単独行動をテストする、と聞かされてよく分からないので聞き流してしまった。
急に場面が変わる。何人かで共同生活しており、聖也は妻とベッタリくっついている。他のメンバーは呆れ顔だ。
(千八百十五)
禁欲期間は2160日目、夢では11日間していない。
遂に丸2160日間の禁欲達成だ。更に、丸5年11ヶ月の禁欲も同時に達成である。いよいよ、あと1ヶ月で丸6年の禁欲期間だ。
ここまでで205回の夢精である。今年に入ってからは23回だ。
38歳、39歳と加齢に伴って夢精頻度が少なくなってきていると言えよう。
元メジャーリーガーのイチロー選手が夢に出てきた。聖也はただ見ているだけだ。
(千八百十六)
禁欲期間は2161日目だが、12日振りに夢精した。しかも、2回連続である。夢精時刻はそれぞれ5時10分過ぎ、6時30分前後だ。ここまでで207回の夢精である。今年に入ってからは25回だ。
1回目はどくんどくんと大量だ。何かの会合を前にして着替えている。気付けば遅刻寸前だ。焦りがピークに達した次の瞬間、敢えなく発射である。
トイレの後、二度寝する。次の夢はYouTubeを視聴する夢だ。サランラップを巻いた全裸の女性がいる。乳首も丸見えである。興奮した次の瞬間、どくんどくんと「達して」しまった。
(千八百十七)
禁欲期間は2162日目、夢では2日連続ではしなかった。
前の前の営業所時代に同僚だったアイ(仮名)と結婚している。ただし、夢なので結婚しているような付き合っているだけのような微妙な関係性であった。
(千八百十八)
禁欲期間は2163日目、夢では2日間していない。
妻と仏壇に向かって手を合わせる。ただそれだけの夢である。
(千八百十九)
禁欲期間は2164日目、夢では3日間していない。
大相撲の力士が夢に出てきた。何故か、力士は定期的に夢に出てくるのだ。何やら力士と会話した記憶もあるが、ハッキリとは覚えていない。
(千八百二十)
禁欲期間は2165日目、夢では4日間していない。
デリヘルを呼んでいる。さばさばした嬢だ。ラブホテルでエッチする。嬢の太股に自分のぺニスを擦り付けている内に興奮するが、そこまでであった。目が覚めた時点で目覚ましが鳴る少し前の5時40分頃だ。
(千八百二十一)
禁欲期間は2166日目、夢では5日間していない。
大規模な研修を受講している。大講義室にて、大学の講義を聴いているような感じだ。内容はよく分からないが、蟻を追うことで観察レポートを提出することになる。講義の時間内に完成せず、講義室に残って自習だ。自習の合間にトイレに行く。
(千八百二十ニ)
禁欲期間は2167日目、夢では6日間していない。
テレビで見たことのある芸能人が夢に出てきたような記憶もあるが、ハッキリとは覚えていない。
(千八百二十三)
聖也の貯金総額が遂に2311万2527円となり、2300万円を超えた。新車購入に伴い、30万円が引かれる予定ではあるが、現時点において初めて2300万円台になった。39歳で2300万円の貯金。無論、もっと貯めている人は貯めているだろうが、なかなかのものであると言えよう。
(千八百二十四)
禁欲期間は2168日目、夢では7日間(一週間)していない。
中学校時代のクラスメイトが夢に出てきたような記憶もあるが、あまり覚えていない。
(千八百二十五)
禁欲期間は2169日目、夢では8日間していない。
本社時代の夢を微かに覚えている。シフト表が配布されるが、聖也は支社勤務のため、名前が載っていない。夢の中の本社メンバーは聖也の存在に気付いていないようだ。
(千八百二十六)
禁欲期間は2170日目、夢では9日間していない。
遂に丸2170日間の禁欲達成だ。ここまでで207回の夢精、今年に入ってからは25回である。
刑事ドラマを視聴している。なかなか罪を認めない男が取り調べを受けているシーンだ。取り調べは数年以上も続き、ようやく男は自分の罪を認めた。聖也はただドラマを見ているだけである。
(千八百二十七)
禁欲期間は2171日目、夢では10日間していない。
FMラジオ番組の収録に臨んでいる。聖也はゲストとしてトークを繰り広げる。お笑い芸人と軽妙なトークをする。
急に場面が変わる。机を倉庫に運び、片付ける。倉庫はプールの真横に併設されていた。
(千八百二十八)
禁欲期間は2172日目、夢では11日間していない。
マチさん(仮名)と大学時代に同級生だったカワバタ君(仮名)が夢に出てきた。カワバタ君は教員になったのだが、マチさんも教員になっている。実際は聖也と同じ建築デザイン会社勤務なのだが、夢なので気にならない。矛盾の連続だが、夢の中では整合性など完全に無視である。
急に場面が変わる。予備校の自習室の管理を任されている。予備校生が大量にドヤドヤ入室して大混乱だ。室内はかなり暗かった。
(千八百二十九)
禁欲期間は2173日目、夢では12日間していないが、友よ聖也は遺精してしまった。遺精時刻は20時過ぎである。出張時に道に迷って運転中にどくんどくんと「出して」しまったのだ。遺精は幼稚園頃(感覚のみ)、高校1年時、大学2年に次いで4回目である。ビジネスホテルにチェックイン後、すぐに着替える。新しいパンツを出張先でたまたま購入していたのだ。
聖也の遺精は19年振りである。
(千八百三十)
エピソード・トークを繰り広げている。更に、ファミレスでカラオケに挑戦だ。半日以上が経過し、聖也は周囲の参加者の笑いを取ることに終始している。
急に場面が変わる。古本屋の駐車場に車を停める。車のドアの鍵が見当たらず、あたふたする。
(千八百三十一)
禁欲期間は2174日目、夢では13日間していない。
見知らぬ営業所のオフィスにて残業する。部屋の鍵を開ける。既に誰かが仕事していてびっくりだ。
(千八百三十ニ)
禁欲期間は2176日目、夢では15日間していない。
犬が川沿いを歩いている。聖也はただ見ているだけである。
急に場面が変わる。新聞を開くと、連載漫画の最終回が大きく掲載されていて驚く。紙面はカラーであった。
(千八百三十三)
禁欲期間は2177日目だが、16日振りに夢精した。夢精時刻は2時前だ。どくんどくんと大量に「出して」しまった。これで208回目、今年に入って26回目の夢精である。
夢の内容はあまり記憶に残っていない。気付いたら夢精していたのだ。
(千八百三十四)
ETの映画を見ている。よく見るとリメイク版だった。
(千八百三十五)
禁欲期間は2178日目、夢では2日連続ではしなかった。
将棋のリーグ戦の星取表を大きな模造紙にフリーハンドで書いている。定規を使っていないため、線が大きく曲がる。曲がってしまった線を必死に消す。そんな聖也の様子を小学校時代の友人、ウエちゃん(仮名)が笑いながら見ている。
(千八百三十六)
禁欲期間は2179日目、夢では2日間していない。
ジェンダーフリーを訴えるソフトボールの女子チームの試合を観戦だ。が、いつの間にか、野球の国際試合に変わっている。アンダースローの投手が出てきた。聖也は観客のような選手のような曖昧な立場である。
(千八百三十七)
禁欲期間は2180日目、夢では3日間していない。
遂に丸2180日間の禁欲達成だ。ここまでで208回の夢精、今年に入ってからは26回である。もうすぐ聖也の禁欲期間は丸6年達成だ。2200日の禁欲も見えてきた。
本社と支社が混ざっている。顧客への電話がなかなか繋がらない。面倒になるが、諦めずに再トライする。
急に場面が変わる。総理大臣を応援している。聖也一人が応援したところで何も変わらないのだが、夢なので気にならない。
(千八百三十八)
聖也は週末、都内に出張していた。
道中、まずはある銀行に行って通帳の住所変更を済ませた。結婚に伴い、引っ越したのだが、1年半放置していたのだ。ようやく変更出来てホッとした。
その後、大型ショッピングセンターのATMにて4ヶ月振りに郵貯の通帳記帳をする。こちらもずっと放置していたのでホッと一息である。
車を走らせ、とある別のショッピングセンターに立ち寄る。トイレの後、新しいパンツを購入だ。併設されているファミレスでワンコインランチを食べる。
出張先の建築デザイン事務所に到着後、打ち合わせ。早目に終わったため、都内のファミレスにて夕飯。
その後は近くのビジネスホテルにて一泊である。駐車場の場所が分からず、あてもなく都内をさ迷う内に焦りがピークに到達する。気付いたら、どくんどくんと大量に遺精していた。大学2年生以来、19年振り4回目である。39歳。もうすぐ40歳になるが、まだまだ射精能力は衰えていないのだ。
ようやく駐車場を見つけ、ホテルにチェックインだ。すぐにパンツを履き変える。シャワーを浴びて下半身を綺麗にした。
アダルトチャンネルが無料で見放題だったが、直前に射精しているため、無感動であった。
翌朝、ホテルをチェックアウトした後は別の取引先の営業所に向かう。軽い打ち合わせの後、帰宅した。
(千八百三十九)
休みの日、聖也は予約を入れていた歯医者に向かった。12時30分に予約していたが、12時45分頃に到着である。
(千八百四十)
禁欲期間は2182日目、夢では5日間していない。
前の支社の駐車場で元横綱の若乃花が講演している。駐車スペースには大型車が停まっており、爆音を奏でている。音がうるさくて講演がほとんど聴こえず、周囲の観客は皆困惑顔だ。若乃花は講演を途中でストップして大型車の方に向かう。爆音を流している運転手はアメリカ人の夫婦ように見える。若乃花が近付いて来たのを見て、アメリカ人夫婦はカーラジオのスイッチを切った。「これでゆっくり講演が聴けるな」とホッとしたところ、若乃花は「ノープロブレム」と夫婦に声掛けする。夫婦は再び爆音を流し、周囲の観客はまたしても困惑だ。講演が再スタートするも、やはり声が聴こえない。観客はゾロゾロと若乃花の近くに寄っていく。近くなら少しは声が聴こえるからだ。観客が講演者を取り囲むように輪になるところで目が覚めた。
(千八百四十一)
禁欲期間は2184日目だが、7日振り(一週間振り)に夢精した。夢精時刻は2時頃である。どくんどくんと大量に「出して」しまった。これで209回目、今年に入ってからは27回目だ。
ネット検索している。「エッチなお姉さん」と検索ワードを入れるが、上手く入らない。次第に焦り始め、「水着」と入れ直すところで焦りがピークに到達する。次の瞬間、どくんどくんと発射だ。
(千八百四十ニ)
禁欲期間は2185日目、夢では2日連続ではしなかった。
本社と支社が混在している。夢の中の時間帯はやはり夜中である。会議室の鍵を開けて片付けをする。ふと気付くと大勢の子供たちが入り込んでいてびっくりだ。
急に場面が変わる。小雨の降る中、自転車に乗って見知らぬ街をサイクリングしている。ただ、どこかで見たような街でもあった。このように、知っているような知らないような街をサイクリングする夢はたまに見るのだ。
(千八百四十三)
禁欲期間は2186日目、夢では2日間していない。
小学校時代に戻っている。小学生の妻にプロポーズしている。妻が涙を流して喜ぶところを見て聖也も泣く。ブローチを手渡して結婚する。周囲のクラスメイトが拍手する。
急に場面が変わる。部屋に大勢の社員がいる。皆、息を潜めている。まるで我慢比べ大会のようだ。聖也はただ何となくその場にいるだけである。
(千八百四十四)
禁欲期間は2187日目、夢では3日間していない。
車のエンジンをかける。妻が「車が故障してるよ」と叫ぶ。聖也はただ何となく見ているだけである。
(千八百四十五)
禁欲期間は2188日目、夢では4日間していない。
関西国際空港まで自転車で行こうとしている。距離を考えるとかなり遠いため、最終的には断念する。
急に場面が変わる。実家近くの道を歩いている。或いは車で走っている。夢なので、その辺りは曖昧だ。家の近くにあった書店が潰れていることに驚く。
(千八百四十六)
禁欲期間は2190日目、夢では6日間していない。
遂に丸2190日間の禁欲達成だ。ここまでで209回の夢精である。今年に入ってからは27回だ。今年は300日以上が早くも経過している。
中堅お笑い芸人がクイズ番組の収録に臨んでいる。何とか少しでも爪痕を残そうと必死だ。若手のように前に出ようとする。
(千八百四十七)
禁欲期間は2191日目、夢では7日間(一週間)していない。
遂に丸6年の禁欲達成だ。ここまでで209回の夢精だ。今年に入ってからは27回である。33歳の終わり頃からスタートした禁欲。39歳になった今も継続している。
日本の誇り、神崎聖也ももうすぐ40歳だ。37歳で結婚して3年目である。53歳で禁欲丸20年を一つの目標にしている。そう思えば、あと14年か。まだまだ先は長いような気もするが、終わってみればあっという間であろう。
実際、今から20年前、聖也は19歳の大学1年生であった。その時の記憶を振り返ると、つい最近のことのように思えるのだ。建築デザイン会社に入社して15年目だが、こちらも振り返ればあっという間に過ぎてしまった。25歳で入社して15年目。
本社時代に戻っている。ただし、聖也の立ち位置は社員のような顧客のような微妙な立ち位置だ。
(千八百四十九)
禁欲期間は2192日目、夢では8日間していない。
事故か故障でATMに長い行列が出来ている。野次馬のように見守る人もいる。聖也もただ眺めているだけである。相変わらず、聖也は夢の中でも傍観者のポジションを崩さない。
(千八百五十)
禁欲期間は2193日目、夢では9日間していない。
高校時代のクラスメイトと再開する。医者になってクリニックを開業したのだと言う。医者になるというイメージが全く沸かなかったため、面喰らう。
(千八百五十一)
禁欲期間は2194日目、夢では10日間していない。
目覚ましが鳴る直前に見た夢だ。頼まれ事に安請け合いするも、冷静に考えるとかなり実現困難である。周囲も困惑顔だ。ここで目覚ましが鳴った。この後、どんな展開の夢になっただろうか。
(千八百五十ニ)
禁欲期間は2195日目、夢では11日間していない。
クイズにチャレンジだ。答えは2パターンあるらしい。一見、間違いに見えて実は正解、という引っかけ問題もある。
急に場面が変わる。男性週刊誌の切り抜きをスクラップしている。顧客の二人組にスクラップを見せてほしいとせがまれ、戸惑う。
(千八百五十三)
禁欲期間は2196日目、夢では12日間していない。
本社にまたも転勤となり、驚愕する。今の支社には1年しか在籍しなかったことになる。栄転と言えるのか。所詮は夢なのだが、かなり複雑な心境になった。
(千八百五十四)
禁欲期間は2197日目だが、13日振りに夢精した。夢精時刻は6時40分前後である。どくんどくんと発射してしまった。これで210回目、今年に入ってからは28回目だ。
実家らしき場所にいる。10時過ぎから学校があるのだと言う。中途半端な時間帯だ。大学だろうか。着替えている内にふと時計を見ると10時前である。焦りながら玄関に行くと自分の靴が無いではないか。その瞬間、どくんどくんと夢精である。一瞬、波が引いていく感覚もあったのだが、再びせり上がって来て発射してしまった。休みの日だったため、トイレの後に二度寝である。
(千八百五十五)
禁欲期間は2198日目、夢では2日連続ではしなかった。
建築デザインの研究会に参加している。支社の研究会なのか。パソコンを使って何かを作成だ。社員は仔犬のアニメーションの動画を作成している。資料が配布され、聖也も受け取る。いつの間にか場所は食堂に変わっており、社員は親子丼を食べ始めていた。
(千八百五十六)
禁欲期間は2199日目、夢では2日間していない。
本社勤務に戻っている。後輩営業社員のハン君(仮名)が大掃除している。聖也も手伝いつつ、ふと「自分は本社ではなく、支社勤務だったな」と思い出し、「何故、本社の大掃除を手伝っているのだろう」と訝しく思う。
(千八百五十七)
禁欲期間は2200日目だが、3日振りに夢精した。夢精時刻は5時50分前である。目覚ましが鳴る直前であった。どくんどくんという感覚があった。1時間程前にトイレに行き、その後に二度寝している。こういうケースは夢精しやすいのだ。
パジャマのまま、着替えもせずに建築デザイン関連の会合に出席だ。「こんなラフな格好で良いのだろうか」と内心、躊躇している。いつの間にか、場所はテーマパークのようなところに変わっている。小雨が降る中、何かのショーを立ち見する。パイプ椅子が余っており、パークのスタッフに勧められるまま着席だ。急にテスト用紙が配布されて焦る。焦りが一瞬で頂点に達し、気付いたらどくんどくんと夢精していた。目覚ましが鳴り、そのまま起床である。
遂に丸2200日間の禁欲達成だ。ここまでで211回、今年に入ってからは29回の夢精である。聖也の禁欲期間は丸6年と少しが経過している。世界記録更新まではあと何日くらいであろうか。
ちょうど1000日前の禁欲1200日目に聖也の結婚が決まっている。あれから丸2年9ヶ月くらい経過するのか。1000日前に今の状況は想像出来なかった。
もっとも、丸20年前、聖也は大学1年生であった。その頃から禁欲していたら。7300日以上の禁欲を今、達成していたら。
そう思うと「惜しいことをしたな」と思わないでもない。19歳から39歳までの禁欲20年は33歳から53歳までの禁欲20年よりも困難を極めるであろう。
(千八百五十八)
禁欲期間は2201日目、夢では2日連続ではしなかった。
実家に結婚の報告に行く。有名人が実は親戚だとサラッとカミングアウトして妻を驚かせる。母親がハイテンションで喋り続けてぐったりする。
(千八百五十九)
新車に買い換えて2ヶ月と少し。走行距離は3000キロを突破だ。このペースで行くと、1年で1万8000キロか。10年くらいは乗りたかったが、なかなか難しそうである。
(千八百六十)
禁欲期間は2203日目、夢では3日間していない。
聖也の娘が韓国の大学に留学したいと言い出す。聖也自身は「まずは日本の大学に入り、交換留学の形で韓国に行くのはどうか」と提案する。
急に場面が変わる。本社勤務に戻っている。この手の夢は定期的に見てしまう。紙紐で括った冊子の束を古紙回収に持って行こうとしている。ユキ(仮名)とバッタリ出くわす。意外と会話が盛り上がった。見知らぬ女性社員とも出会う。彼女は派遣社員のようだ。