あの人は今 「駒苫 初優勝時の主将 佐々木孝介」

2013-10-30 19:20:26 | 日記
秋季全道大会で駒大苫小牧が優勝し、来春の選抜甲子園出場が確実となった。

駒苫の監督は誰か、知ってますかな、皆さん。監督の名は、佐々木孝介。

佐々木孝介は、2004年の夏の甲子園で駒苫が初優勝したときの主将である。

彼は駒苫を卒業後、駒大に進学。東都大学野球で1年春から活躍した。将来、東都を代表する名選手になるだろうと思っていたんだけど、彼は3年から学生コーチとなった。

理由は公になっていない。将来、野球の指導者になるのが、彼の夢だった。これは理由の一つだと思う。しかし、それだけじゃないような気がする。

これはあくまでも俺の推測なんだけど、駒大野球部で練習する中で、また東都大学野球でプレーする中で、彼はプレイヤーとしての限界を自分なりに感じたんじゃないかな。

大学3年生で学生コーチに転身することを、彼が当初から思い描いていたとは俺には思えない。学生コーチへの転身は、決して彼の本意ではなかったと俺は思うな。

ちなみに駒苫の1年後輩、林裕也は高校3年の時、主将として夏の甲子園で2連覇し、駒苫卒業後は佐々木孝介と同様、駒大に進学したが、4年間、プレーヤーとして活躍し、現在は社会人野球の東芝でプレーを続けている。

話を佐々木孝介に戻そう。2009年に彼は駒大を卒業後、教員として駒苫に戻り、野球部コーチを務めていたが、同年8月、22歳で監督に抜擢された。

その後、駒苫にとって甲子園は遠かった。夏の甲子園出場を懸けた2011年の南北海道大会決勝、2-4で迎えた9回裏、駒苫は代打の2点タイムリーで同点に追いついたが、延長の末、4-5で北海に敗れた。

春の甲子園が懸かった2012年の秋季全道大会決勝では、5-7で北照に敗れる。

夏の甲子園が懸かった2013年の南北海道大会決勝では、4-10で北照にまたもや敗れた。

そして今回、春の甲子園が懸かった秋季禅道大会決勝で、駒苫は3-2で札幌大谷を下した。

来春の甲子園では、駒苫の選手たちよりも、母校の監督として甲子園に戻ってきた佐々木孝介のほうがマスコミの注目を浴びるかもしれない。

駒苫を夏2連覇に導いた香田誉士史・元監督は教え子・佐々木孝介について、次のように語った。

「主将のときとは比べものにならない重圧と戦ってきたと思う。自分のことのようにうれしい。きっと名将になるだろう」


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