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クロの里山生活

愛犬クロの目を通して描く千葉の里山暮らしの日々

富士山探訪記ーーー2

2015-02-17 21:53:01 | 物語

富士山の話を聞いてから数日後のことです。

その日は青空が爽やかに広がり、空気がスッキリと澄み渡った冬の朝でありました。

《富士山が見えるかも知れない・・・》

胸の高まりを覚えた拙者は、裏山へ上って行きました。

 

最初の高台では、ヒバの大木が来訪者を迎えてくれます。

 

ヒバの大木の脇にある東屋を過ぎると、竹林が見えてきます。

 

竹林に沿って山の奥へ進みます。

 

楠が見えてきましたね。

 

楠の大木の辺りから竹薮に分け入ってみました。

 

 

《富士山のある方角はこっちの方のはずだが・・・・》

と見当をつけて、枯れ竹や老木などをなぎ倒しながら前進します。

崖に近づき、竹薮の端が見えてきました。

 木々の間から前方を凝視すると、内房の低い山並が見えました。見慣れた山容です。

 

《富士山はどこだ?》

と更に目を凝らすと、低い山並みのその上に、おちょこを逆さにしたような山が見えました。白銀に輝いています。

《おお、富士山だ。富士山が見えた!!》

 それはまさしく霊峰富士でありました。

房総のこのような里山から富士山が拝めるとは・・・・・。

拙者は、しばし白銀の霊峰を見つめていたのでありました。

 

続く・・・・・。

 

 

 

 

 

コメント (6)
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