勉強嫌いな子供をやる気にさせる方法
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勉強嫌い中2で6割
勉強嫌い克服
勉強嫌いな子供の育て方・中学
並べると際限がないので止めるけれど、呆れるぐらいだから、さぞかし世間様においては
重大な関心事であることだけは間違いないだろう。
というこの「勉強」というコトバでありますが、その意味はどういうものなのだろうか?
この本で、わたしがかこうとしていることは、要するに、いかによみ、いかにかき、いかにかんがえるか、
ということである。それは、一種の「勉強のしかた」に類することかもしれない。じっさい、この本の題名を決める
ときにも、「勉強法」という語をいれてはどうかという案を、いくども検討してみたくらいである。しかし、「勉強」
というと、やっぱり学校との関係においてかんがえるのがふつうだろう。「勉強法」というと、学校でいい成績をとる
ためのテクニックだ、というふうにうけとられるおそれがある。今日の学校において、いい成績をとるためには、ひじょうに
特殊なテクニックを必要とする。この本は、はじめから、そういうことをかくのを目的にしていないので、誤解をさける
ために、「勉強法」という語を敬遠したのである。
ネット検索で並べたすべての「勉強」その意味とは、「知的生産の技術・梅棹忠夫著」にあるように、
勉強といえば、学校との関係においてかんがえるのがふつう、すなわち、勉強=学習という意味になります。いまはやりの
外国語におきかえますと、WORK=STUDYということになります。しかも、その学校(教育)はというと、お受験というもの
にどっぷり漬かっておりますので、「いい成績をとる=特殊なテクニック」を授けることにたいへん熱心になっておりますし、
世間様に置かれましても、学校だけでは不安なのか、高い授業料をお支払いになって塾とやらに通わせていらっしゃるようです。
自分の子供が「勉強が好きになってくれる」という期待を持たれていられるのでしょうが、ここでかんがえていただきたいのが、
はたして「勉強」を「好き・嫌い」で推し量ることができるのか、といういわば根っこに部分における「考え方!」であります。
自問してみると、あなたは、勉強することを決して否定しません。むしろ、「やった方がいい」「避けてはいけないモノ」と
すら考えている節があります。そのときの「勉強」というコトバその意味はどういうものでしょうか。おそらく、学校とは
まったく無関係ではないかと推察するのですがいかがでしょうか。先ほどの外国語で表すと「WORK≠STUDY」とみていらっしゃる
はずですが、いかがでしょうか。学校を出て実社会に出てしまえば勉強はしなくていいのだ、というふうには思っていないのです。
思いはその反対で、むしろ、実社会に出れば勉強の連続ではないかとすらおもっているわけで、じっさい、ふりかえってみると、
まさしくそうなっていることに気が付くのであります。
梅棹先生は、こうおっしゃってそのすぐあとで、こうおっしゃっています。
学校では、ものごとをおしえすぎるといった。それとまったく矛盾するようだが、いっほうで、学校というものは
ひどく「おしえおしみ」をするところでもある。ある点では、ほんとうにおしえてもたいたいことを、ちっともおしえて
くれないのである。どういうことをおしえすぎて、どういう点をおしえおしみするか。かんたんにいえば、知識はおしえるけれど、
知識に獲得のしかたは、あまりおしえてくれないのである。
知識(学問の成果)の詰め込みには熱心ですが、「知識の獲得のしかた」である「よみ・かき・かんがえる」はどうでしょうか。
たとえば、「かんがえる」についてあなたはそれが「どういう行為か」おしえてもらったことがありますか。
頭を使ってかんがえればわかるだろう。????はてさて、あなたどうしていますか??
実社会に出て、お仕事をされていると、「頭を使う」ことを要求されるのですが、その時、あなたに「頭を使う能力」が
身に付いているでしょうか。残念!そうなっていないのです。その証拠に、こんなぼやきが聞こえてくるのです。
「もっとしっかりべんきょうしておけばよかった」
勉強って食事と同じで、好き・嫌いとは関係ありません。なぜなら、それは「ねばならないもの」だあらです。
生きて・活きることすなわちそれって勉強なんですよ。あなたはそのことについて、じつは、悟っているのです。
その悟りのつぶやきそれが、いま言った。「もっとしっかりべんきょうしておけばよかった」なんです。ではまた。