日々の出来事

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核兵器使用条件、大幅限定へ=NPT順守の非保有国は攻撃せず-戦略見直し公表へ

2010-04-06 23:00:00 | 日々の出来事
 【ワシントン時事】オバマ米大統領は6日、今後5~10年間の核政策の指針となる核戦略体制の見直し(NPR)を公表する。米主要メディアによると、大統領は核拡散防止条約(NPT)を順守する非核保有国に核兵器で攻撃しないことを宣言し、核の使用条件を大幅に限定する。国家安全保障戦略上の核の役割を大きく低下させ、核戦略の大きな転換となる。
 オバマ大統領は、非核保有国に対して核を使わないことを確約する「消極的安全保障」を鮮明にし、9000発以上あるとされる核弾頭の削減を進める。「核兵器なき世界」の実現に向けた具体的な措置を明示することで、ワシントンで来週開かれる核安全保障サミットや5月のNPT再検討会議に向けて、米国が率先して核軍縮に取り組む姿勢をアピールする狙いもある。
 オバマ大統領は「NPT加盟国の権利と責任を強化する」としており、NPTを順守する非核国への対価として安全を保障する。一方で、NPTからの脱退を表明している北朝鮮や、核開発を続けるイランは核兵器使用の対象となる。
 テロリストが核兵器を入手できないよう不拡散体制の強化もNPRに盛り込む。
 また、抑止力の柱を通常兵器にシフトさせ、生物・化学兵器などの大量破壊兵器による攻撃を受けた場合でも原則、核兵器では反撃しない。 

☆☆☆引用元:Yahoo!JAPANニュース☆☆☆