恐怖!WEBシステム外注開発の大失敗

WEBシステム外注→1000万円が×の経験に基づき、正しい外注の方法・秘訣を考察します

失敗から何を学ぶ?

2006-05-19 14:21:41 | 雑記
WEBシステム開発になぜ失敗するのか?

「勉強不足」「事前の準備不足」が全ての原因でした。オシマイ!

…では、全く進歩がないので、こういう状況を回避するにはどうすればよいのかを考えます。
そもそも、勉強不足・準備不足などという原因は、一度失敗といえるような経験をすれば誰でも分かることでして、そこに原因があること自体はあまり重要ではありません。

失敗を経験することなく、失敗要因を潰すことが出来れば、発注者・開発者・ユーザー全てがハッピーになれるはずです。少なくとも、今よりは良い方向へ進むと考えます。

とはいうものの、発注者がエンジニアレベルの知識を身につけたり、逆にエンジニア側が発注者側の業界や業務内容について精通するように持って行くのは、理想ではありますが現実的ではありません。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060515/238003/

営業から開発そしてサポートまでオールマイティなスーパーエンジニアでさえ、見つけるのが難しい現状では、それに加えて客先の業務にまで精通しろ、とは言えませんし、時間の無駄です。
SEはS(セールス?システム?サポート?)についてのE(エンジニア)なのですから、あまり余計な仕事を押しつけるのは酷でしょう。
故に発注者としてもそこまでは望みません。もし、スーパーエンジニアに巡り会えたらラッキーくらいに考えています、今では。


システム開発の発注者と開発者の歩み寄りは、必要ですが、厳然たる限界がある現実を考えると、どうしても別の方法による解決策を見いださなければなりません。

その一つが、前にも書いたエージェントの存在です。
完全に独立した、システムコンサルタント・システムアナリスト・開発アドバイザーです。
当然、数千万~億円規模の開発案件であれば、存在するでしょうが、小中規模の案件でエージェント的に働く人はあまり聞きません。

需要は非常に高いと思われます。
問題は、仕事としてカネになるのか?という部分でしょう。

仕様書やプログラム設計書の作成代行、顧問契約を締結した上での技術指導やアドバイスが主な仕事内容になると思われますので、税理士や弁護士が契約書作成や相手方との交渉を代行する場合に似ていることを考えると、顧問料収入をベースとし、個別の書類作成案件でプラスアルファに持って行くのがエージェントの一般的な収入体系となりそうです。

誰か、カリスマエージェントとでも呼ばれるような人が出てきたり、テレビで注目されれば一気にメジャーになる可能性を秘めている仕事ではないかと思っています。


まあ、中小規模案件対応型エージェントは、あくまで個人的なアイディアの域を出ていません。ただ、野球の契約更改にエージェント(代理人)が当たり前に出てくるような昨今、例え小規模でもシステム開発でエージェントが登場しないのは、むしろ不自然な気がしませんか?